フライデー時代
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『フライデー』ではローラ・チャンに代わって稲垣が「名誉顧問」の肩書で八光・宇都宮まきと共にスタジオMCを務めていた。MCのコスプレも動物の着ぐるみから幼稚園児に変更され、緑の全身タイツを着用した上から、黄色の学童帽子を被って、首からは小さなスモックをかけて、その両腕についている棒を操り人形のように動かしていた。なおTBSなど、本番組を遅れネットで金曜日深夜以外に放送する地域ではタイトルを『ロケみつ ミッドナイト』に改題して放送していた。ただし番組のオープニングで表示されるタイトルとハガキの宛て先が違うだけで、セットの表記や出演者の発言は「ロケみつフライデー」のままであった。また、『ザ・ワールド』まで実施されていた文字多重放送による字幕放送は『フライデー』では行っていない。ゲスト枠も廃止された。ただし稲垣がロケ企画出演で欠席の場合のみ、八光が招いたよしもと若手芸人が顧問を代行する形で出演するケースがあった。 『フライデー』ではそれまでの「ブログ旅」企画に代わり、「暇リサーチ」というロケ企画になった。これは、日常でふと気になる些細な疑問を解消するため「仕事がなくて暇な若手芸人に、時間のかかる調査ロケをやらせる」というものであった。また、ブログおよびコメント投稿制度は廃止され、ロケに出演してほしい芸人をはがきに書いてリクエストする形式になった。基本的にリクエスト要望が1000通集まった芸人からロケに参加させることができるというシステムであった。これは八光、宇都宮以外の全芸人 が対象で、事実上、稲垣をロケに出演させるよう誘導するような演出になっていた。1人で何通応募してもいいが、同一文面を多量に印刷して投書する例が現れたため、両面とも手書き以外は禁止になった。2014年6月20日放送分からは、ハガキが集まり過ぎたために「1000通を超えた芸人のロケがすべて終了するまで、1人1日10通までしか応募できない」という規制が設けられたがそれでも対処できない事態となったため、2014年7月26日放送分からは「夏休み中は絵はがきでしか応募できない」、2014年8月1日放送分からは「1人1日1通」、2015年の正月休み期間は年賀はがき限定で1人1通と、次々と場当たり的に後付ルールが変更されていった。また、1000通に達してもロケに呼ばれない芸人がいる一方、2014年下半期になってからは番組側が推している芸人はハガキの枚数関係なしに何度も出演する事態が起こることがしばしば見られており、はがきリクエスト自体も厳密に守られていなかった。 2015年3月27日の放送をもって番組終了、6年半の歴史にピリオドを打つこととなった。なお、TBSでは同月24日未明で放送終了となったが、この時点でMBSからは約1カ月ほどの遅れネットであったため、関東地区での未放送分を残したままで事実上の「打ち切り」だった。
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