ビートルズによる演奏
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「テディ・ボーイ」の記事における「ビートルズによる演奏」の解説
ビートルズは、レコーディング・エンジニアのグリン・ジョンズに1969年1月に録音したテープのミキシングを依頼。ジョンズは、アルバム『ゲット・バック』の最初のミキシングのために、1月24日に録音したテイク2を採用。ダグ・サリピーとレイ・シュヴァイクハートは、ジョンズのこの判断について「エンジニア側の悪い判断」と見ている。ジョンズは、1969年3月10日にオリンピック・スタジオで本作のステレオ・ミックスを作成した。この時のミックスは、『Hot as Sun』や『Kum Back』などの海賊盤で流通した。1969年10月、アーニー・サントスオッソはこのミックスを入手し、本作についてボストン・グローブ紙にレビューを寄稿し、「『Mama, Don't Worry, Your Teddy Boy's Here』は、スクウェアダンスの掛け声と巧みなギターのコード・チェンジを伴ったテーマを繰り返している」と書いている。映画『レット・イット・ビー』には、ビートルズが本作を演奏するシーンが含まれていないため、ジョンズは2回目のミキシングの際に本作を収録曲から外し、代わりに「アクロス・ザ・ユニバース」と「アイ・ミー・マイン」の2曲を加えた。ルイソンは、「1970年1月4日にマッカートニーが、自分のソロ・アルバムのために再録音しようとしていることをジョンズに伝えた可能性もある」と述べている。 2回におよぶジョンズのミキシングに対するビートルズの不満から、レノンは『ゲット・バック』のテープをフィル・スペクターに渡した。ジョンズはアルバム『ゲット・バック』の収録曲から「テディ・ボーイ」を外していたが、スペクターはエンジニアのピーター・ブラウン(英語版)とロジャー・フェリスの助けを借りて、1970年3月25日に未編集(演奏の短縮などをしていない)のままのミックスと、7分30秒もある演奏を3分10秒に短縮したミックスの2種類のミックスを作成した。このミックスについて、サリピーとシュヴァイクハートは「台無しになったバージョン」と評しているが、公式には未発表のままとなっている。1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録された「テディ・ボーイ」は、1月28日に録音されたテイクに、1月24日のテイクの一部を組み合わせたミックスとなっている。
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ビートルズによる演奏
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「ザット・ミーンズ・ア・ロット」の記事における「ビートルズによる演奏」の解説
ビートルズは、1965年2月20日と3月30日に本作を録音した。幾度かテイクが重ねられ、3月30日のセッションでは元のアレンジとは著しく異なるものとなった。しかしビートルズによる演奏は没となり、1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』に収録されるまでは未発表となっていた。 名義上はレノン=マッカートニーの作品だが、1980年の『プレイボーイ』誌のインタビューで、レノンは本作の作曲者がマッカートニーであることを主張している。音楽評論家のイアン・マクドナルド(英語版)は、レノンがミドルエイトの歌詞とアレンジで手助けをした可能性を挙げ、本作について「アルバム『ヘルプ!』から外したのは正しい判断だった」「構成を間違っているように聞こえる」と酷評し、「レノンの『涙の乗車券』を書き直そうという試みか、この曲のテイク1には露骨な類似点を持っている」と述べている。
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ビートルズによる演奏
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「マギー・メイ」の記事における「ビートルズによる演奏」の解説
「マギー・メイ」は、ビートルズの前身バンドであるクオリーメンが1957年7月6日にセント・ピーターズ教会(英語版)で行なったライブのセットリストに含まれており、その後もウォーミングアップとして演奏していた。その後、ゲット・バック・セッションを行なっていた1969年1月24日に本作を録音した。ビートルズの演奏は、バイパー・スキッフル・グループのバージョンがベースと考えられており、レノンはリヴァプール訛りで歌っている。 1970年5月8日にオリジナル・アルバム『レット・イット・ビー』が発売され、A面7曲目に「マギー・メイ」の断片が収録された。ビートルズのバージョンでは、編曲者としてメンバー4人の名前が表記されている。また、ビートルズがカバー曲を録音したのは、1965年の「アクト・ナチュラリー」以来で、活動期では最後となった。 2003年に発売された『レット・イット・ビー...ネイキッド』では、「ディグ・イット」と共に収録曲から外されているが、同作のボーナスCD「フライ・オン・ザ・ウォール」に抜粋した音源が収録されている。 2010年に公開された映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』では、若い頃のレノン(演:アーロン・ジョンソン)がセント・ピーターズ教会でクオリーメンとして長いバージョンを歌っている。 2017年に公開された映画 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』では、マッカートニー演じる「アンクル・ジャック」(主人公ジャック・スパロウの叔父)が口ずさんでいる。
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ビートルズによる演奏
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「ステップ・インサイド・ラヴ」の記事における「ビートルズによる演奏」の解説
マッカートニーは、1968年9月16日の「アイ・ウィル」のセッション中にジョン・レノンやリンゴ・スターと共に「ステップ・インサイド・ラヴ」を演奏した。プロデュースは、クリス・トーマスが手がけた。演奏中にマッカートニーが「Swing, à la Latina!(スウィングしよう、ラテン風に!)」とジョークを発し、「ジョエル・バレイリーズ&ザ・パレイリー・ウォールフラワーズ」と架空のバンド名をアナウンスし、レノンが「Los Paranoias(ロス・パラノイアス)」と返した後、コミカルな即興演奏「ロス・パラノイアス」(Los Paranoias)に切り替わる。 「ステップ・インサイド・ラヴ」と「ロス・パラノイアス」は、1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に「ステップ・インサイド・ラヴ / ロス・パラノイアス」(Step Inside Love / Los Paranoias)というタイトルで1つの楽曲として収録された。なお、ジョージ・ハリスンは「アイ・ウィル」のセッションに参加していないが、作曲者としてハリスンを含む4人のメンバーの名前が表記されている。また、2018年に発売された『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) 〈スーパー・デラックス・エディション〉』のCD6には、2曲に分けて収録されている。
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