バルブガイド
おもにアルミニウム合金鋳物製シリンダーヘッドに用いられ、耐摩耗性と耐熱性の優れた金属を使ったバルブステムが、内面を摺動できるように細い筒状になっている。とくに排気バルブガイドは、バルブの傘部で受熱した熱の一部をここからウオータージャケットに放出するため、耐摩耗性と熱伝導性に優れた焼結合金や、レーシングエンジンではリン青銅などが用いられる。
参照 バルブシートバルブガイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 03:39 UTC 版)
バルブガイドも経年使用により摩耗して、バルブステムとの間にガタが発生する場合がある。そのまま放置すればバルブが横方向に暴れてエンジンの圧縮漏れが発生したり、最悪の場合バルブガイドが破壊されたり、バルブが曲がりエンジン破損に至る事例もあるため、バルブ周りを分解した際に目立ったガタがあった場合には内燃機屋に依頼してガイドの打ち替えを行うことが望ましい。
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