ナトリウム封入式エキゾーストバルブ
バルブのステム内を中空にして、その容積のほぼ半分の体積の金属ナトリウムを封入した排気バルブ。エンジン運転中は金属ナトリウムが溶融し、高温になる傘部の熱をステム部に強制的に伝達しバルブガイドから放熱する。溶融した金属ナトリウムがバルブ、の上下運動により激しくシェイクされ、その熱の移動を大きくする。以前は傘部にもナトリウムを封入するものもあったが、コストに比べて効果が小さく、現在では傘部の裏側からステム部にかけて、ドリルであけた穴に封入されている。レーシングエンジンでは、吸気バルブにも質量を小さくするためにナトリウムを封入することがある。
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