バケットシート
サイドサポートの張り出しを大型化してサイドサポートを強化し、ホールド性を高めたセパレートシート。背もたれの角度を調整式としたリクライニングパケットシートと固定式のフルパケットタイプがある。形態的にはヘッドレスト一体式のハイバックとヘッドレスト別体のローバックの2種類に大別され、現在ではハイバックが主流である。構造的には軽量化と安全、強度に配慮し、FRPやカーボン、ケブラーを素材とした一体成形のシートシェルに薄いパットをはさみ、耐熱性繊維素材のシート表皮を縫い合わせて製作する。競技車両やスポーツカーに多く採用され、競技車両ではパケットシートに5点式のシートベルトで身体をホールドする。一方、ロードユースではスチールパイプフレームのリクライニングタイプが多く、電動アジャスト機構を備えるデラックスな仕様もある。
参照 シートの種類バケットシート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/27 20:14 UTC 版)
バケットシートとは、「バケツ形の座席」という意味で、左右の「へり」を高め、尻や肩を深く包むことで体の固定機能を高めた形状のものを指す。座面が平面で構成されるベンチシートと対比される用語である。
- 1 バケットシートとは
- 2 バケットシートの概要
- 3 自動車の運転席用
- 4 障害者スキー用
バケットシート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:37 UTC 版)
座席に体形にあった定員分の凹みを設け、より快適な着座感を期待するほか定員着席を誘導する方式。凹みの形状は各社各様で、その形状によって効果も異なる。1980年代頃から採用例が増えている(国鉄211系など)。一方、アジア圏の都市鉄道ではベンチ状に成形したプラスチック製・金属製のシートを取り入れられている例も見られ、日本でも大阪市交通局30系(後に通常タイプに改造)や名鉄モ880形などの採用例が見られる。
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