ネオン・ソードテール

熱帯魚写真館

ネオン・ソードテール

オス個体

メス個体

通称：ネオン・ソードテール

学名：Xiphophorus helleri var. (Heckel, 1848)

分布：改良品種

サイズ：オス約１４ｃｍ、メス約１６ｃｍ

水温：２２～２８度（２２～３２度）

ｐＨ：７．０～８．０（６．０～８．０）

水温、ｐＨは最適な値と共に、（）の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

特徴

ネオン・ソードテールはソードテールの代表的な改良品種の一つです。 ソードテールはプラティやバリアタスとの交雑により非常に派手な色彩を持つ品種が多い中、 ネオンソードテールは原種の色に最も近い品種と言えます。 　データではオスでも14cmまで成長するとされていますが、水槽内で飼育する個体の ほとんどは大きくても7cmほどで終わることが多く、それほど大きく成長することはありません。

飼育について

ソードテールの仲間はやや大きくなりますが、丈夫で飼いやすい卵胎生メダカです。　 プラティやバリアタスと比べるとやや気が強いですが、口に入るようなサイズの魚で なければさほど気にすることなく、混泳を楽しめます。　 水質は中性～アルカリ性を好む為、あまり水が古く酸化すると調子を崩しやすいため、 早めの水換えを行い飼育するか、サンゴ砂などを用いてpHが下がりにくい環境を作ると良いでしょう。

繁殖については淡水魚では比較的珍しく、メスがオスに性転換をする魚として知られています。　 卵胎生の為、卵ではなく稚魚で生まれる魚ですが、体が大きい分だけプラティやバリアタスよりも １回の出産数は多く、５０～１５０尾ほどが１度に生まれるとされています。　 稚魚は最初からブラインシュリンプを食べられるサイズの為、育成は容易で親魚と一緒に 入れておくと食べられてしまう為、隔離して育てるのがポイントです。