ドイツ将校同盟設立の宣誓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 01:05 UTC 版)
「ドイツ将校同盟」の記事における「ドイツ将校同盟設立の宣誓」の解説
「 我らは、ドイツ第6軍の生き残った戦士である。スターリングラード軍の将軍、士官、兵士である。今や戦争は5年目に差し掛かり、我らが祖国と我が民族は救いを求めている。全ドイツは、やがてスターリングラードと同様の様相を呈するであろう。 我々は地獄に過ごした。我々は死に、新たな命を得て蘇ったのだ。もはや沈黙は許されない! 我々には声を上げる義務がある。自分の名前だけではなく、全ての亡き戦友の名の下に、スターリングラードの全ての戦死者の代弁者として。全ての知性あるドイツ将校は、ドイツにとっての戦争が既に終結していると理解している。あるいは全ての国民がその予感を抱いている。我々は、国民と国防軍に向けて語ろう。陸軍の高官、すなわち将軍や士官たちに語ろう。諸君の手には大いなる決断が委ねられた! ナチス政権からの解放と平和をもたらす方法も準備も既に整った。知性あるものは命ずるべきだ。悪しき政権に反抗せよ、国民の為に闘争を開始せよ、国民に信頼された政府を建設せよ、と。諸君の偉大なる決断が拒否される事などあるものか! 我々はヒトラー及びヒトラー内閣の即刻解任を要求する! 国民と共に戦おう! ヒトラーとヒトラーの体制を打破し、混乱と崩壊からドイツを守る為に! 」 —ヴァルター・フォン・ザイドリッツ=クルツバッハ(1943年9月11日ないし12日、ドイツ将校同盟設立宣誓より)
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