テロップ捏造事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:57 UTC 版)
「サンデーモーニング」の記事における「テロップ捏造事件」の解説
詳細は「石原発言捏造テロップ事件」を参照 2003年(平成15年)11月2日の放送で、10月28日「救う会東京」の集会で東京都知事の石原慎太郎(当時)が基調講演を行い、「私は日韓合併を100%正当化するつもりはない」「彼らの感情からすれば、そりゃやっぱり忌々しいし、屈辱でもありましょう。しかし、どちらかといえば彼らの先祖の責任であってね」という発言を「私は日韓合併を100%正当化するつもりだ」という正反対のテロップをつけ、音声・映像もテロップに合わせるように「つもり…」以降を切り落として編集し放送した。コメンテーター達もその映像、テロップに沿って都知事を批判した。 一方、10時からの番組『サンデージャポン』では普通に「つもりはない」と、石原の発言を出していた(岸井成格はこの発言の翌日に石原と面会したと発言していたが、テロップミスに気付いていなかった)。翌週の番組内にこの放送に関しての謝罪があったが、あくまでも「テロップミス」に対する謝罪であり、意図的ともいえる編集、及びそれらに基づいてなされた都知事批判に対する謝罪はなかった。石原は告訴し、2004年12月14日、番組制作にかかわったプロデューサーら4人が名誉毀損の疑いで書類送検されたが、その後刑事処分は不起訴となった。 その後石原は、TBSを相手に8000万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしたが、2006年6月22日に東京地方裁判所で和解が成立。TBSが誤報を認めて謝罪し、石原は賠償請求を放棄した。
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