チェビシェフ【Pafnutiy L'vovich Chebïshev】
チェビシェフ
パフヌティ・チェビシェフ
(チェビシェフ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/25 14:19 UTC 版)
パフヌーティー・リヴォーヴィッチ・チェビシェフ(露: Пафну́тий Льво́вич Чебышёв [pɐfˈnutʲɪj ˈlʲvovʲɪtɕ tɕɪbɨˈʂof] ( 音声ファイル)、ラテン転写: Pafnuty Lvovich Chebyshev、1821年5月16日(ユリウス暦5月4日) - 1894年12月8日(ユリウス暦11月26日))は、ロシアの数学者。ラテン文字を用いる地域での姓の転写方法はさまざまであり、Chebychev、Chebyshov、Tchebycheff、Tschebyscheffなどがある。日本語表記もチビショフ、シェビチェフなど揺れが大きい(なおロシア語での発音はチブィショーフに近い)。
- 1 パフヌティ・チェビシェフとは
- 2 パフヌティ・チェビシェフの概要
- 3 遺産
チェビシェフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 05:11 UTC 版)
詳細は「パフヌティ・チェビシェフ」を参照 1848年と1850年の2つの論文において、ロシア人数学者パフヌティ・リヴォーヴィッチ・チェビシェフは素数分布の漸近法則の証明を試みた。彼の仕事は、1859年のリーマンの名高い研究論文に先だって、(早くも1737年のレオンハルト・オイラーの研究と同様に実変数 s に対して)ゼータ関数 ζ(s) を用いたことは注目に値する。そして漸近法則より僅かに弱い形、すなわち、x → ∞ のときの π(x)/(x/log x) の極限が存在しさえすれば、その極限は1に等しくなければならないことの証明に成功した。また、無条件ですべての x に対してこの比が上下から2つの明示的に与えられる1に近い定数によっておさえられることを証明した。チェビシェフの論文は素数定理を証明してはいないが、この π(x) の評価は、任意の整数 n ≥ 2 に対して n と 2n の間に素数が存在するというベルトランの仮説を証明するには十分であった。
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