ダイエット食品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 06:59 UTC 版)
「中国産食品の安全性」の記事における「ダイエット食品」の解説
2000年(平成12年)から2001年にかけて、牛・豚・羊などの甲状腺を乾燥し粉末にした乾燥甲状腺(甲状腺ホルモン) を含んだ中国製ダイエット食品を服用後、健康被害症例が発生した。 無承認医薬品の「之素嚢」「ハイパータイト」「ドリームシェイプ」などから甲状腺末成分のチロキシンなどが検出された。2002年には未承認医薬品「御芝堂減肥こう嚢」を服用した者に肝機能障害が発生、1名が死亡、また未承認医薬品「せん之素こう嚢」からは乾燥甲状腺末とフェンフルラミンが検出し、厚労省は使用中止を呼びかけた。 このほか「華北痩美」「蜀宝」「繊之素膠丸」服用による肝機能障害、未承認医薬品「茶素減肥」「SITING」「チャレンジ41」「オロチンチャス」「COMET」「千百潤痩身」などからも同様の症例が出た。 2005年(平成17年)5月24日には「天天素(てんてんそ)」からマジンドールや日本で承認されていないシブトラミンなどが検出された。 マジンドールの服用量は成人1日1回0.5 mg、最高1日1.5mgと制限されているが天天素1カプセルあたり1.4mgものマジンドールが検出し、またシブトラミンはアメリカ合衆国でも使用されているが2002年のFDA報告ではこれを含む薬で25人が死亡している。 ほかにも天天素からは、未承認下剤フェノールフタレインとダイオウも検出された。 2006年7月12日までに45製品から合計796人に健康被害が発生し、4名が死亡した。
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