ステレオ放送について
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「ルパン三世 (TV第2シリーズ)」の記事における「ステレオ放送について」の解説
第99話「荒野に散ったコンバットマグナム」で、テレビ用アニメーションとしては初のステレオ放送が開始された。家庭用テレビの多くがまだ音声多重放送に対応していなかった時期の物で、実験的導入であったともされる。これを受けて、第103話以降の全話がステレオで放送された。 本放送ではVTR16mmのカラーフィルムとシネテープ(磁気音声)をパック化した1インチCタイプVTRを放送マザーとしており、ステレオ放送の際には完プロパック済のステレオマスター(ステレオ録音されたシネテープ)が用いられる。 後年のソフト化の際も一部を除きそのステレオ音声が使用されたが、素材の状況によりフィルムの光学モノラル音声や完プロパック済のモノラルマスター(モノラル録音されたシネテープ)へ変更された話も多く、第150話「ピアノ交響曲「動物園」」など以前のソフトではステレオマスターが使用されていたにも関わらず現行のHDマスターDVD・BDでは光学モノラル音声に差し替えられてる場合もある。 本作終了後、当時のほとんどのアニメは「子供向け」というイメージもありステレオ放送が業界全体に普及することはなく、後続番組の『新・ど根性ガエル』4話からはモノラル放送に戻った。そのため、本シリーズも1993年の『ルパン三世 ルパン暗殺指令』まで全てモノラル放送へ戻ることとなった。
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ステレオ放送について
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「メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行」の記事における「ステレオ放送について」の解説
テレビでの本放送時にステレオ音声で放送する際には、16ミリのカラーフィルムとステレオで録音されたシネテープ(磁気音声)のパック化作業を経て、1インチCタイプVTRに収録する手法で対応している。しかし系列局で音声多重放送が行われていた地域は少なく、また受信機もそれほど普及していなかったことから、本来のステレオ音声で聴けた視聴者はごく少なく、電気的にモノラル化された状態で放送された地域が大半であった。 また、遅れネットや再放送などでのフィルムネットに対応するため、オープニングとエンディングは本放送用素材の1インチCタイプVTRを「キネコ方式」でフィルム録像・録音し直し、本編と予告編は元々フィルム製作であるためそれらのフィルムを編集し、音声はフィルム焼き込みの光学式サウンドトラックを使用したモノラル音声としていた。後年、CS放送局のAT-Xでもモノラル音声で放送されたことがあるが、これは再放送用のフィルムをCSテレビ局側でテレシネをして、完プロパック済VTRを放送マザーとして放送していたためである。 近年の再放送ではデジタル放送が普及していたこともあり、本放送用のステレオマスター素材(1インチCタイプVTR)のデジタル処理が施され、本来の放送形態であるステレオ音声が復活している。また、ステレオマスター素材は現存しているため、1985年1月に発売された総集編ビデオ(ジャパン・オーディオ・ビジュアル・ネットワーク)や2003年4月2日に発売されたDVD-BOX(徳間ジャパンコミュニケーションズ)でもステレオ音声で収録されている。 日本テレビでは当時『ルパン三世』が1979年10月1日以降ステレオ音声で放送されていることもあり、テレビ用アニメーション作品としては2例目となる。
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