ジョヴァンニ・ベッリーニとは? わかりやすく解説

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ジョヴァンニ・ベッリーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 00:36 UTC 版)

ジョヴァンニ・ベッリーニ
Giovanni Bellini
自画像
誕生日 1430年頃
出生地 ヴェネツィア共和国ヴェネツィア
死没年 1516年
死没地 ヴェネツィア共和国、ヴェネツィア
運動・動向 ヴェネツィア派
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ピエタ』1460
板、テンペラ
86 × 107 cm
ブレラ絵画館 (ミラノ)
総督レオナルド・ロレダンの肖像 』1501頃
板、油彩
61.5 × 45 cm
ナショナル ギャラリー(ロンドン)

ジョヴァンニ・ベッリーニGiovanni Bellini, 1430年頃 - 1516年)は、イタリアルネサンス期の画家。画家一族で知られるベッリーニ家の中で最も重要な画家である。

ヴェロネーゼティツィアーノジョルジョーネティントレットらを生んだヴェネツィア派の第一世代を代表する画家であり、15世紀同派最大の巨匠である。父のヤーコポ・ベリーニ、兄のジェンティーレ・ベリーニもそれぞれ高名な画家である。また、パドヴァ派の大画家マンテーニャは義兄弟にあたり[1](ジョヴァンニの姉ニコロシアはマンテーニャと結婚)、ベリーニ兄弟の画風は、マンテーニャの硬質で理知的な絵画からも影響を受けている。1460年作の『ピエタ』は伝統的な画材であるテンペラを用い、硬質な画風にはマンテーニャの影響がみられるが、1480年頃から新しい技法である油彩を用い、柔和な表現と華麗な色彩が特色の、ヴェネツィア派風の作風に移行する。

ジョヴァンニの生年は不明だが、1430年頃と推定され、没年である1516年には80代半ばの高齢であったが、晩年に至っても筆力は衰えなかったことが、現存する作品からうかがえる。彼は長い画業の間に多くの聖母子像を残した。それらは、伝統的な図像に則りながらも、ごく普通の母子の肖像画のような人間味と親近感を与えるものである。

カクテルベッリーニの名前は彼に由来する。

ギャラリー

その他の作品

  • 荒野の聖フランチェスコ英語版

画集解説

  • 『ジョヴァンニ・ベリーニ イタリア・ルネサンスの巨匠たち.22』 
    マリオリーナ・オリヴァーリ、篠塚二三男訳、東京書籍、1995年

脚注

  1. ^ 池上英洋『西洋美術史入門 実践編』筑摩書房、2014年、91頁。ISBN 978-4-480-68913-9 

ジョヴァンニ・ベッリーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 13:28 UTC 版)

アレクサンドリアでの聖マルコの説教」の記事における「ジョヴァンニ・ベッリーニ」の解説

ジョヴァンニ・ベッリーニ(1431 / 36-1516)はヴェネツィアで、重要な芸術一家生まれたジョヴァンニ父親工房働いていたとき、個人事業主のための中小規模敬虔な依頼作品集中することによって自身可能性示した最初、兄のジェンティーレつながり、死ぬまで一緒に働いた1479年以降定期的に総督宮殿働きヴェネツィア歴史場面を描く責務負った1507年に兄が亡くなった後、描き始められていた『アレクサンドリアでの聖マルコの説教』を仕上げた

※この「ジョヴァンニ・ベッリーニ」の解説は、「アレクサンドリアでの聖マルコの説教」の解説の一部です。
「ジョヴァンニ・ベッリーニ」を含む「アレクサンドリアでの聖マルコの説教」の記事については、「アレクサンドリアでの聖マルコの説教」の概要を参照ください。

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