ジェット風船制限球場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 05:39 UTC 版)
「ジェット風船」の記事における「ジェット風船制限球場」の解説
下記の日本の球場については、ジェット風船の使用について制限事項を設けている。 札幌ドーム2011年まではバックスクリーン付近のスタンド部分等の可動部が多く、除去されなかった風船を巻き込むことで稼働装置が故障することを懸念して使用禁止となっていたが、同年6月12日の横浜戦で試験的に使用を許可した。その後、稼働装置に問題がなかったことと観客から好評だったことを受けて、2012年から全試合で使用可能となった。ただし、衛生上の観点からハンドポンプを使って膨らませるか、ふくらましパーツ を使って『パーツから息を吐いて膨らませる』という条件があり、『直接口から息を吐いて膨らませる』ことは引き続き禁止されている。 福岡ドーム(福岡PayPayドーム)天井まで飛ばない形状の専用の風船のみ使用可能。 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島飛距離が伸びないように作られた専用の風船のみ使用可能。レフト側には西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線がすぐ近くを通っているため、風船が線路まで飛んでいかないようレフト側スタンドにはネットを取り付けるなど、飛散防止の工夫がなされている。 横浜スタジアム2012年までは横浜市ポイ捨て・喫煙禁止条例抵触(球場が横浜公園の施設の一部であることから条例が適用される)や、試合進行妨害、すぐ近くを通る東日本旅客鉄道(JR東日本)京浜東北・根岸線の架線に風船が引っかかると電車の運行の妨げになる危険性から通常時は使用禁止としていたが、2013年からマツダスタジアムと同様に飛距離が伸びない専用の風船のみ使用可能となった。 2012年にはジェット風船の代用としてシャボン玉を使用した応援が行なわれていた。 専用の風船「スタージェット」は、球場外へ飛び出す可能性が低く、球場周辺の公園の環境面や、近くを走る電車への影響という安全面でも優れた風船と謳っている。 1995年のオールスターゲームのみ特別に許可され、チームカラーの1つである黄色い風船で埋め尽くされた。 野外に落ちた風船を野鳥が誤って食べて窒息死することがあるほか、自然環境へ影響を及ぼす可能性もある。このため、禁止されているか否かに関わらず、野外球場では使用すべきでないという意見もある。 横浜スタジアムでは2002年に、札幌ドームでは2003年に、当時それぞれジェット風船を禁止していたにもかかわらず、阪神ファンが風船を飛ばしたことで、当時阪神監督の星野仙一がファンに対して激怒したというエピソードがある。ジェット風船禁止時代の横浜スタジアムにおける阪神ファンのジェット風船飛ばしは、禁止がアナウンスされているにも関わらず一部のファンにより行われていた。
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