シャープゲンゴロウモドキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 06:16 UTC 版)
シャープゲンゴロウモドキ(シャープ擬源五郎・シャープ擬竜蝨、Dytiscus sharpi)[6]は、コウチュウ目オサムシ亜目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ亜科ゲンゴロウモドキ属に分類される水生昆虫の一種。日本固有種とされる[注 2][7]。
注釈
- ^ 森・北山(2002)は「ゲンゴロウ類 Dytiscoidea は鞘翅目・食肉亜目(オサムシ亜目)水生食肉亜目に属する」と述べている[1]。
- ^ 1937年に中国(当時は中華民国、現:中華人民共和国)内陸部で記録されているがその記録は信頼性が低い[7]。
- ^ a b 1960年代の「最後の記録」は環境省レッドデータブック (2014) では「1960年」[8]、石川県発行の「いしかわレッドデータブック」(2009)では「1962年」となっている[9]。
- ^ 市川 (2018) は「確実に生息しているのは千葉・石川・富山の各県のみと思われる」と述べているが[11]、富山県レッドデータブック (2012) では「1995年に富山県水生昆虫研究会が実施した生息実態調査により県西部(石川県との県境付近)の氷見市・小矢部市・福光町など複数個所で局地的な個体群が確認されたが、既知産地ではその後『生息が確認できた』という情報は得られていない」と記載されている[12]。
- ^ アズマゲンゴロウモドキの上翅縦溝は、あってもオスの上翅の点刻列とほとんど変わらず[23]、都築 (2003) は「せいぜい上翅の中央部まで達する程度で、野外で確認したアズマゲンゴロウモドキは溝のない無溝型のほうが圧倒的に多い」と述べている[20]。
- ^ 作家・養老孟司は「小学生のころは自分が住んでいた鎌倉市でたくさん見たことがある」と述べている[24]。
- ^ 本州・佐渡島で記録があるが、新潟県が2001年3月に発行した『レッドデータブックにいがた』では絶滅危惧I類に選定されている[27]。新潟県産の個体群は森正人・北山昭 (2002) [23]や都築 (2003) [19]、千葉県 (2009) [7]・森文俊 (2014) では「コゲンゴロウモドキ」(西日本産)とされているが[21]、新潟県 (2001) では D. sharpi sharp (=アズマゲンゴロウモドキ)として記載されている[27]。
- ^ 富山県内では1995年を最後に生息が確認されておらず、県レッドデータブック (2012) で絶滅危惧I類に指定されている[12]。
- ^ 福井県内では1993年に新たな生息地が確認されたが、その生息地はその後宅地造成による埋め立てなどで生息環境が著しく改変されたため1998年・1999年の生息調査では確認できなかった[28]。県内に残る生息地はわずか数か所で、県レッドデータブック(2016年3月改訂版)では絶滅危惧I類に選定されている[29]。
- ^ 2005年11月 - 12月に豊橋市・吉田城址遺跡(江戸時代)の発掘調査を行ったところ本種の遺体が出土し[30]、鑑定の結果「石川県産の個体群(=コゲンゴロウモドキ)とほとんど差異がない」と報告されている[31]。同個体の標本は2013年に豊橋市自然史博物館で展示されたほか[32][33][34]、1943年に瀬戸市定光寺から記録された種も本種である可能性が高い[35]。
- ^ 淀川周辺で古い記録がある[23]。大阪府内で最後に確認・記録された個体は「1943年に枚方市内で採集された個体の標本」(大阪市立自然史博物館に保存)とされているが、1975年に地下鉄建設関連工事で大阪市平野区内の弥生時代の遺跡を発掘調査したところ本種の上翅が発見されたことから「都市開発が進む前の大阪には多数生息していた」可能性が指摘されている[11]。
- ^ 千葉県 (2009) より[7]。兵庫県版レッドリストに本種の記載はない。
- ^ 島根県内では1992年に初めて確認されたが[36]、県中部の生息地はその後荒廃し、生息が確認できなくなった[37]。2001年を最後に既知産地における生息確認・新産地の発見ともなされておらず、県レッドデータブック(2014年版)では絶滅危惧I類 (CR+EN) に選定されている[36]。
- ^ 一時的な止水域は捕食者となる魚類の生息が困難であるため[43]。自然下における生息環境(放棄水田・休耕田)は水深10 - 20 cm程度しかない[44]。
- ^ 本種の生息地には産卵植物となるセリなどだけでなく抽水植物(カンガレイ・ガマなど)や浮葉植物(ヒルムシロなど)・沈水植物(ミズオオバコなど)も多い[43]。
- ^ 都築 (2003) は「農薬・化学薬品などの化学的水質汚染には極めて弱い一方で有機的な水質汚染にはかなり強い」と述べている[44]。
- ^ 丘陵地に残る谷戸田は圃場整備が難しいため本種の良好な生息地が残っていたが、そのような場所も放置が続けばやがて乾燥化が進み、本種の生息には適さなくなる[16]。
- ^ a b 越冬の状況については「水中の水草が(光合成により)排出する酸素が減少する冬季は水底に潜り冬眠する」と解説している文献[6]、「真冬でも交尾・捕食行動を行う」[42]「明確な冬眠状態にはならない」とする文献[53]、「水中で越冬し翌春に繁殖する」とする文献が存在する[50]。
- ^ 都築裕一は自身らによる実験結果から「成虫は水温35℃までは生存可能だが、35℃を超えると死滅する」と述べている[54]。
- ^ a b 本種と同じ北方系の種であるニホンアカガエル・ヤマアカガエルはまだ水面が凍結するような寒い時期に産卵し、田植え前の水田でオタマジャクシが生育する一方、ゲンゴロウなどと同じ南方系の種であるヌマガエル・トノサマガエル・ダルマガエルは田植え後の水田で産卵する[70]。オタマジャクシの時期は前者が本種の幼虫期と、後者が他のゲンゴロウ類の幼虫期とそれぞれ一致するため、本種幼虫にとっては前者のオタマジャクシの方が餌として都合が良い[70]。
- ^ 「生殖休眠」とは成虫が成熟前の状態のまま成長が停滞した状態になることで、生殖休眠解除=生殖活動開始を意味する[59]。
- ^ 20℃以下の低水温に曝されることで交尾行動・生殖腺形成が誘発されるほか、オスの場合は精子形成も誘発される[60]。これに加え、メスは体内の卵成熟・交尾のために8℃以下の低水温に曝されることが必要となる[60]。
- ^ 同じく水草の茎に産卵するゲンゴロウが産卵場所にあらかじめ口で噛み傷をつけた上で産卵管を挿入して産卵するのに対し、本種は水草の茎に直接産卵管を突き刺して産卵する[64]。
- ^ 飼育下では産卵から約10日 - 14日後に孵化する[40]。
- ^ 1・2齢幼虫はそれぞれ約1週間、3齢幼虫は約2週間で成長する[50]。
- ^ 幼虫期に餌が不足すると羽化までの期間が長くなり、小型の成虫になる[73]。
- ^ 自然下では孵化 - 上陸までの日数は約35日ほどだが、室温で飼育した場合は約25日ほどで上陸する[11]。
- ^ 西原昇吾 (2012) では「2006年 - 2008年に本種の生息地へアメリカザリガニが侵入し、2009年には本種の生息が確認されなくなった」という事例が報告されている[52]。
- ^ インターネット上では高額で取引され、雌雄ペアが20万円以上で売買された例が存在する[51]。
- ^ 本種は複数の水辺を移動しながら利用しているため、現存する生息地周辺の休耕田を湛水化したり小規模な池を創出したりすることで生息地同士をつなぐ(水辺のネットワーク化)ことの必要性が指摘されている[82]。
- ^ 能登空港建設の際には1998年(平成10年)5月28日に環境庁(現:環境省)が運輸省(現:国土交通省)に対し「空港事業用地内に生息する本種やホクリクサンショウウオの保全を図るため生息状況の調査・把握や移植・生息地維持を図り生息が脅かされることがないよう対処する必要がある」と申し入れている[88]。
- ^ ただしその一部では人工的な代替生息地で生き残っている事例もある[89]。
- ^ 能登半島の生息地(ため池)では2003年からオオクチバスを池干し・刺し網・引き網・釣りなどで駆除した結果、本種の繁殖が確認されるようになった事例がある[89]。
出典
- ^ a b c d 森 & 北山 2002, p. 33.
- ^ 森 & 北山 2002, p. 53.
- ^ a b c 森 & 北山 2002, p. 139.
- ^ a b 森 & 北山 2002, p. 159.
- ^ a b c 森 & 北山 2002, p. 160.
- ^ a b 今森 2000, p. 253.
- ^ a b c d e f g h i j k l m 千葉県 2009, p. 9.
- ^ a b c d e f 西原ほか 2015.
- ^ a b c d e “いしかわレッドデータブック 動物編 2009 シャープゲンゴロウモドキ” (PDF). 石川県 (2009年3月). 2019年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月11日閲覧。
- ^ a b c d 佐藤 1993, p. 84.
- ^ a b c d e f g h 市川 2018, p. 70.
- ^ a b 富山県 2012, p. 128.
- ^ a b c 千葉県 2009, p. 2.
- ^ a b 佐藤 1993, p. 86.
- ^ a b “「生物多様性コーナー」常設展示 水族館展示”. 鴨川シーワールド. 2019年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 川上 2010, p. 85.
- ^ a b c d e f g h i j 千葉県 2009, p. 5.
- ^ 中島 et al. 2020, p. 103.
- ^ a b c 都築, 谷脇 & 猪田 2003, pp. 168–169.
- ^ a b c d 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 169.
- ^ a b c d e 森 et al. 2014, p. 118.
- ^ 森 et al. 2014, p. 116.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 森 & 北山 2002, pp. 159–160.
- ^ 『読売新聞』2010年10月8日中部朝刊第二特集面19頁「11日から名古屋でCOP10 生物多様性を考える・特集 その2=中部」(読売新聞中部支社)
- ^ 千葉県 2011, p. 275.
- ^ “シャープゲンゴロウモドキの幼虫を県内の保全地に放流 絶滅危惧種の保全活動へ協力”. 鴨川シーワールド (2019年4月14日). 2019年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月1日閲覧。
- ^ a b 新潟県 2001, p. 142.
- ^ “福井県の絶滅のおそれのある野生動物-福井県レッドデータブック-動物編 シャープゲンゴロウモドキ”. 福井県福祉環境部自然保護課 (2002年3月). 2019年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月13日閲覧。
- ^ “福井県の絶滅のおそれのある野生動物-福井県レッドデータブック-動物編 シャープゲンゴロウモドキ” (PDF). 福井県安全環境部自然環境課. p. 131 (2016年3月). 2019年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月13日閲覧。
- ^ 豊橋市自然史博物館 2007, p. 25.
- ^ 豊橋市自然史博物館 2007, p. 27.
- ^ “企画展「愛知県から消えた昆虫」”. 日本・愛知県豊橋市: 豊橋市自然史博物館 (2013年4月27日). 2013年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月22日閲覧。
- ^ “企画展「愛知県から消えた昆虫」”. 日本・愛知県豊橋市: 豊橋市 (2013年4月18日). 2013年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月22日閲覧。
- ^ “豊橋市の江戸時代後期の遺跡から出土したシャープゲンゴロウモドキの標本” (PDF). 日本・愛知県豊橋市: 豊橋市 (2013年4月18日). 2013年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月22日閲覧。
- ^ “シャープゲンゴロウモドキ(レッドリストあいち2015)” (PDF). 愛知県 (2015年1月22日). 2013年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月22日閲覧。
- ^ a b 島根県 2014, p. 114.
- ^ 島根県 2014, p. 98.
- ^ a b c 『読売新聞』2012年12月12日中部朝刊特集A面22頁「守ろう地球の昆虫たち 東海3県・北陸のレッドデータ昆虫編=中部」「◆絶滅の危機、何代も飼育 シャープゲンゴロウモドキ 石川県白山市」(読売新聞中部支社記者:池田創)
- ^ a b c d e f 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 176.
- ^ a b c d e 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 177.
- ^ a b c d e f g h 上手 2008, p. 139.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 170.
- ^ a b c d e f g h i j k l 千葉県 2009, p. 8.
- ^ a b c d 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 172.
- ^ a b c d 西原 2009, p. 25.
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 142.
- ^ a b c d 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 171.
- ^ 千葉県 2009, pp. 10–11.
- ^ 西原 2008, p. 15.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 千葉県 2009, p. 7.
- ^ a b c d 『読売新聞』2018年8月28日東京朝刊石川県版第二面26頁「[いきもの語り]昆虫編(1)シャープゲンゴロウモドキ(連載)=石川」(読売新聞北陸支社・記者:竹村一朗)
- ^ a b c d e f g h i 千葉県 2009, p. 10.
- ^ a b 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 174.
- ^ a b 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 173.
- ^ a b c d e f 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 178.
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 179.
- ^ 川上 2010, p. 84.
- ^ 猪田 2003, p. 377.
- ^ “神戸の自然シリーズ 神戸のトンボ > 専門的な用語の解説”. 神戸教育情報ネットワーク(KEI-Net). 神戸市. 2019年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月2日閲覧。
- ^ a b Inoda, Tajima & Taniguchi 2007.
- ^ 千葉県 2009, p. 6.
- ^ a b c d e 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 175.
- ^ 森 et al. 2014, p. 117.
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, pp. 175–176.
- ^ 千葉県 2009, pp. 7–8.
- ^ Inoda 2011, pp. 14–15.
- ^ Inoda 2011, pp. 15–17.
- ^ Inoda 2011.
- ^ 猪田 et al. 2009, p. 342.
- ^ a b 川上 2010, pp. 84–85.
- ^ 猪田 et al. 2009, p. 343.
- ^ 猪田 et al. 2009, pp. 347–348.
- ^ a b c 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 180.
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, pp. 179–180.
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, pp. 177–178.
- ^ a b 西原 2008, p. 12.
- ^ a b c d e 西原 2009, p. 26.
- ^ a b c 千葉県 2009, p. 11.
- ^ 佐藤 1993, pp. 84–86.
- ^ 斎川瞳「種の保存法違反:絶滅危惧の昆虫、販売容疑…男を逮捕」『毎日新聞』毎日新聞社、2017年2月22日。2019年12月9日閲覧。オリジナルの2019年12月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「ゲンゴロウ、湖国「絶滅」 滋賀県レッドデータブック」『京都新聞』京都新聞社、2016年5月23日。2017年7月22日閲覧。オリジナルの2017年3月21日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b 西原 2009, p. 28.
- ^ 西原 2009, pp. 28–29.
- ^ 『国内希少野生動植物種一覧(2019年3月19日現在)』(プレスリリース)環境省。 オリジナルの2019年3月19日時点におけるアーカイブ 。2019年3月19日閲覧。
- ^ 『「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令」について(お知らせ)』(プレスリリース)環境省、2011年3月15日。 オリジナルの2019年3月19日時点におけるアーカイブ 。2019年3月19日閲覧。
- ^ 「ヨナグニマルバネクワガタなど5種、国内希少種に指定へ」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2011年2月15日。2019年3月19日閲覧。オリジナルの2019年3月19日時点におけるアーカイブ。
- ^ 『種の保存法の概要』(プレスリリース)環境省。 オリジナルの2019年12月7日時点におけるアーカイブ 。2019年12月7日閲覧。
- ^ “空港整備法施行令改正に際しての能登空港に係る環境保全上の措置について”. 環境省 (1998年6月1日). 2019年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月31日閲覧。
- ^ a b 西原 2009, p. 27.
- ^ “世界農業遺産「能登の里山里海」ライブラリー「自然・生き物:絶滅危惧種、希少種の保護活動」”. 世界農業遺産「能登の里山里海」情報ポータル. 石川県. 2019年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月7日閲覧。
- ^ “石川県指定希少野生動植物種の指定について”. 石川県. 2019年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月7日閲覧。
- ^ a b 千葉県 2009, p. 12.
- ^ 代わりのエサでも育った希少ゲンゴロウ 論文に記した2年越しの思い(朝日新聞、2023年11月11日)
- ^ 「絶滅の恐れあるゲンゴロウの標本、販売した疑いで逮捕」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2017年2月22日。2019年12月9日閲覧。オリジナルの2019年12月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ 西原 2009, pp. 26–27.
- ^ 千葉県 2009, p. 21.
- ^ a b 『読売新聞』2019年4月25日東京朝刊千葉県版第二面28頁「絶滅危惧の水生昆虫 放流 シャープゲンゴロウモドキ=千葉」(読売新聞東京本社・千葉支局)
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, p. 38.
- ^ 都築, 谷脇 & 猪田 2003, pp. 169–170.
シャープゲンゴロウモドキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 08:36 UTC 版)
「ゲンゴロウモドキ属」の記事における「シャープゲンゴロウモドキ」の解説
シャープゲンゴロウモドキ D. sharpiは日本の本州にのみ生息する日本固有種とされる。2018年現在は絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)に指定されており、2011年4月1日以降は絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)により国内希少野生動植物種指定を受け捕獲・採取・譲渡(販売・譲渡など)が原則禁止されている。 詳細は「シャープゲンゴロウモドキ」を参照
※この「シャープゲンゴロウモドキ」の解説は、「ゲンゴロウモドキ属」の解説の一部です。
「シャープゲンゴロウモドキ」を含む「ゲンゴロウモドキ属」の記事については、「ゲンゴロウモドキ属」の概要を参照ください。
- シャープゲンゴロウモドキのページへのリンク