サリュート1号
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サリュート1号(ロシア語: Салют-1、ラテン文字表記の例:Salyut 1 )は1971年4月19日にソビエト連邦によって打ち上げられた世界初の宇宙ステーションである。ソユーズ10号の失敗の後、ソユーズ11号によって3人の宇宙飛行士が訪れ、3週間の滞在の間に各種の実験・観測や、無重力環境が人体に与える影響の調査が行われた。しかし帰還中の事故により3人の命は失われ、その後の有人飛行は中止された。ステーションは無人のまま軌道上にとどまり、同年10月11日に大気圏に突入して廃棄された。ロシア語でサリュート(салют)は「敬礼」を意味する。
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- 1 サリュート1号とは
- 2 サリュート1号の概要
- 3 関連項目
サリュート1号
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「サリュート1号」も参照 1971年4月19日打ち上げ。通算で3名が搭乗した。 4月23日、ソユーズ10号がドッキングに挑むが、ドッキング機能が故障したため中止、25日に帰還した。 6月7日、ソユーズ11号がドッキングし、3人が搭乗。29日に分離して30日に地球へ帰還したが、大気圏突入中にバルブ故障による空気漏れが発生し、3名とも窒息死した。この事故によってソユーズ宇宙船は大幅な仕様変更を余儀なくされ、ソユーズ12号・13号の両ミッションは新型機の性能試験に費やされた。 有人ミッションが中断されている間、サリュート1号は軌道上で待機していたが、電子機器が故障したために10月11日に大気圏再突入措置がとられ、運用を終了した。
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