ゲームギア
ゲームギアとは、セガ・エンタープライゼス(現セガ)が1990年に発売した携帯ゲーム機の名称である。
ゲームギアは、CPUには、Z80Aを搭載し、ソフトウェアの供給媒体には、ロムカセットを採用している。ディスプレイには、3.2インチで解像度が480×146ドットのSTN液晶が搭載され、携帯ゲーム機として国内で初めてカラー表示を実現している。本体サイズは、縦113×横255×厚さ38mmである。
ゲームギアの周辺機器の一つに「TVチューナーパック」がある。TVチューナーをカートリッジスロットに装着することで、VHF、および、UHFのテレビ放送を受信し、最大4096色のカラーテレビを視聴できる。TVチューナーパックには入力端子があり、ビデオカメラなどの画像を画面に表示させることもできる。
ゲームギアは、バックライトによりカラー液晶を鮮明に映す透過型液晶を採用しているため、モノクロの反射型液晶を採用している任天堂のゲームボーイなどに比べると、電力の消費が激しい。電力供給手段としては、専用の二次電池を搭載したバッテリーパックや、自動車のシガレットライターソケットから電力の供給が可能なカーアダプタなど、多様なオプションが用意されている。
ゲームギアの主なタイトルには、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、「ぷよぷよ」、「コラムス」などが挙げられる。
なお、携帯ゲーム機の市場では、1989年に任天堂がゲームボーイを、1990年にNECホームエレクトロニクスがPCエンジンGTをそれぞれ発売している。
※画像提供 / 株式会社セガ ©SEGA
参照リンク
ゲームギア - (セガハード大百科)
ゲームギア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 15:02 UTC 版)
ゲームギア(GAME GEAR)は、セガ・エンタープライゼスが開発した携帯型ゲーム機。国内初のカラー画面の携帯ゲーム機である[3]。日本発売のセガハードとしては、最初で最後の携帯ゲーム機である[3]。
注釈
- ^ 構図を決めるため覗き込むミニディスプレイ
- ^ 2021年にセガが公式Twitterアカウントにおいてパナソニック社製のアルカリ乾電池「EVOLTA NEOを使用して、連続稼働8時間を達成したことを報告した[9]。
- ^ 第1作と第2作は「神々の遺産」から後の時系列を描いた前後編仕立てのオリジナルストーリーで、メガCD『シャイニング・フォースCD』のリメイク元。第3作は前2作より時系列上は後だが、「神々の遺産」のパーティキャラクターがそのまま登場登場するように同作の後日談で、ほぼ全てでメガドライブ『シャイニング・フォースII 古えの封印』からBGMを流用したもの。
- ^ 幼児向けテレビ絵本の『キッズコンピュータ・ピコ』が主な管轄。1998年に「セガ・ヨネザワ」がトイ事業部を統合したため、それと同時にセガトイズに社名を変更した。
- ^ 例外的にHE事業部時代のゲームギア専用ソフトと同じパッケージデザインだが、パッケージの形状はキッズギア仕様と同じで、トイ事業部が販売を担当した。
出典
- ^ a b “懐かしの携帯ゲーム機ゲームギアが30年ぶりに驚きの復活! ゲームギアミクロ開発担当の奥成洋輔氏にさっそく話を聞いてきた!”. GAME Watch (2020年6月3日). 2024年2月2日閲覧。
- ^ “セガハード大百科 キッズギア”. www.sega.jp. 2024年2月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 矢木博(インタビュー)「“SEGA CONSUMER 30th ANNIVERSARY BOOK"、ゲームギア編」『ファミ通』、KADOKAWA Game Linkage、2013年8月13日 。2022年8月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “セガハード大百科、GAME GEAR”. セガ. 2022年8月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “【連載】セガハードストーリー第4回 誰もが待ち望んだ携帯型フルカラー液晶『ゲームギア』”. セガ (2017年12月13日). 2024年2月2日閲覧。
- ^ a b c d エンターブレイン セガ・コンシューマー・ヒストリー p179 2002年2月27日発行 2023年03月20日参照
- ^ a b 往年の名機&名ソフト大集結レトロゲームときめきノスタルジア 2020, p. 96, 第五章 携帯型ゲーム機一覧.
- ^ a b c d e f g M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、53ページ
- ^ SEGA_OFFICIALのツイート(1356077310609264646)
- ^ “ゲームギアのモデルチェンジについて”. 2024年2月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “関連・周辺機器 ゲームギア”. セガハード大百科. セガ. 2022年10月3日閲覧。
- ^ a b ゲームラボ年末年始2021 2020, pp. 60–65, ゲームギア30年のあゆみ.
- ^ “『GGアレスタ』シリーズ大鼎談! シリーズのキーマン小玉氏、並木氏、ナカシマ氏が裏話を語り尽くす”. 電撃オンライン (2021年1月14日). 2022年9月1日閲覧。
- ^ “マレーシアではゲームギアがまだまだ現役”. ガジェット通信 (2009年3月30日). 2016年11月5日閲覧。
- ^ 『3DSバーチャルコンソールゲームギアに関する技術提供について』(プレスリリース)エムツー、2012年2月23日 。2016年11月5日閲覧。
- ^ a b “ゲームギアミクロ”. セガ. 2024年2月2日閲覧。
ゲームギア
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「セガ・ハード・ガールズ」の記事における「ゲームギア」の解説
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ゲームギア
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「怪盗セイント・テール」の記事における「ゲームギア」の解説
1996年3月29日にセガから発売されたゲームギア用ソフト。
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ゲームギア(-):(声優:田中美海)
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「家電少女」の記事における「ゲームギア(-):(声優:田中美海)」の解説
ゲームギアの家電少女。
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