グアニジン

デジタル大辞泉

グアニジン【guanidine】

読み方：ぐあにじん

HN=C（NH₂）₂の示性式で表される有機化合物。潮解性のある無色の結晶で、強い塩基性をもつ。火薬・樹脂・医薬品などの原料として用いられる。イミノ尿素。→グアニジノ基

日本化学物質辞書Web

グアニジン

分子式：	CH5N3
その他の名称：	Guanidine、カルバミジン、カルバムアミジン、Carbamamidine、Carbamidine、Diaminomethanimine
体系名：	グアニジン、ジアミノメタンイミン

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生物学用語辞典

グアニジニウム

同義/類義語：グアニジン, イミノウレア,
英訳・(英)同義/類義語：guanidine

塩基性の化合物で、生物学の実験では塩酸グアニジンがタンパク質の変性作用を持つことを利用し、タンパク変性剤や核酸、特にmRNAの抽出に使われる。化学式は、(NH2)C=NH

分子生物学用語集

グアニジン

生理学的pHで強い塩基であるグアニジウムイオンとして存在する。タンパク質の通常の代謝生成物として尿から見つかった。実験室ではタンパク質の変性剤として用いられる。また、筋無力症の治療中にHPLCの蛍光プローブとして用いられる。(MeSH)

名前	Guanidine

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ウィキペディア

グアニジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/01 17:49 UTC 版)

グアニジン (guanidine) は、有機化合物。強い塩基性を持つ結晶性の固体で、グアニンの分解によって得られる。またタンパク質の代謝によって生成し、尿中にも検出される。