キャンニング事業の黎明期からサツキ社発足までの概要とは? わかりやすく解説

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キャンニング事業の黎明期からサツキ社発足までの概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/01 01:20 UTC 版)

サツキコカ・コーラキャンニング」の記事における「キャンニング事業の黎明期からサツキ社発足までの概要」の解説

日本コカ・コーラ当初、缶入り製品日本各地ボトリング会社とは別に自社での生産方針としていた。自前工場完成するまで明治製菓小田原工場生産委託していたが、1967年11月大阪府高槻市にキャンニング(缶詰プラントとして大阪工場完成ここから全国出荷していたが需要増大応えるための新たな工場建設迫られ1971年6月埼玉県吉見町埼玉工場完成させた。この埼玉工場サツキ社の原点となる。ちなみに同時期に建設計画進んでいた広島のキャンニングプラントは山陽コカ・コーラボトリング本郷缶詰工場(現コカ・コーラウエストプロダクツ本郷工場)として建設された。 しかし、上記工場からの出荷だけでは年を追うごとに需要急増する製品供給応えることに無理が生じ始めたこと、全国ボトラーからの缶製品自社生産要望する声が高まると、日本コカ・コーラ当初方針変えてボトラーによる自前でのキャンニングライン設置許可するようになっていく。こうして1971年5月には東京コカ・コーラボトリング多摩工場にキャンニングラインが設置された。近畿コカ・コーラボトリングや、中京コカ・コーラボトリングなど他の大手ボトラー追随する同じく入り製品自社生産化を熱望していた三国コカ・コーラボトリング(以下三国社)は当初自社群馬工場近く自前でキャンニング工場建設する予定土地確保までしていたが、日本コカ・コーラからの工場買い入れ申し入れを受け譲渡金額折り合いがつけば三井物産買収する方針決定する。そして三井物産90%、三国10%出資によりサツキ飲料株式会社設立した昭和53年三国55%、三井物産45%に変更)。同社昭和49年1月サツキコカ・コーラキャンニング株式会社商号変更し営業開始する。この買収工場だけでなく、労働者一括受け入れ含んでいた。日本コカ・コーラ三国社の労働条件及び待遇には大きな差があったため、早急な合併難し問題でありそのため三国社への吸収合併でなく将来合併視野入れながらの別法設立となったのであるこうした背景持ち設立されサツキ社は250ml・350ml缶製品高速充填可能な製造設備当初から有する最新鋭のキャンニング工場として、三国社のキャンニングプラント、設備の関係で他ボトラー自社生産できない製品委託生産自社工場にキャンニングラインを持たないボトラー向けへの製品出荷(主にみちのくコカ・コーラボトリング及び長野コカ・コーラボトリング)と主に3つの機能を担うこととなる。その後1983年ポストミックス用シロップライン、1984年ジョージア生産用レトルトライン設置経て1985年三国社に正式に吸収合併され同社埼玉第二工場となる。2017年現在ではコカ・コーライーストジャパン埼玉工場として関東地方中心に製品製造出荷している。 東洋製罐工場コカ・コーラ工場隣接して建設されているところが数箇所あるがこれは偶然ではない。コカ・コーラウエスト本郷工場及び基山工場にも工場隣接しており、「バイプラント方式」と呼ばれる缶をリアルタイム製造供給する方式にて生産された缶はコカ・コーラ工場直結するライン運ばれ効率的な生産を可能とする。これは缶の供給側・買い入れ側の両社ともに大きなコストダウンもたらし商売上の戦略としては非常に効果的な方法である。東洋製罐日本のコカ・コーラボトラーの多く出資しており、三国社にも大株主一つとして名を連ねている。

※この「キャンニング事業の黎明期からサツキ社発足までの概要」の解説は、「サツキコカ・コーラキャンニング」の解説の一部です。
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