ガンダムMk-III "ハーピュレイ"
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「ガンダムMk-III」の記事における「ガンダムMk-III "ハーピュレイ"」の解説
ティターンズの試作可変MS。大日本絵画発行の模型雑誌『モデルグラフィックス』1986年2月号が初出で、その後ムック『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』に再録されている。この機体も『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』の「ガンダム開発史」に掲載されているが、デザインや記述の変更が多岐に渡る。 『PROJECT Ζ』での設定 グリプスで開発された対Ζガンダム用の高速可変MS。型式番号の「272」はグリプス基地で12番目に開発されたことを意味する。本機は作戦によって装備を変更する仕様で、装備の異なる1号機から3号機が存在し、1号機が "フリーア"、2号機が "ハーピュレイ"、3号機が "デュライ"、のコードネームで呼ばれた。3号機 "デュライ" はウェイブライディングボードを装備した大気圏突入可能機とされている。 装甲材強度は「ガンダリウム・ベータ級」だという。「ガンダリウムベータ合金の精錬に限界があることから」本機は試作に留まった。 『MISSION ΖΖ』での設定 ガンダムMk-IIに見切りをつけていたフランクリン・ビダンが生前に設計していた次のMS計画を、彼の死後にグリプス基地で受け継いだ機体。ただし設計はギャプランの研究データが使われ、フランクリンの案とは異なる機体となっているという。 作戦に応じた装備変更、装備の違う1号機から3号機が存在するという設定は同様だが、対Ζガンダム用との記述はなくなっている。ガンダリウムγの技術が手に入っておらず、予定性能に達しなかったため、制式採用には至らなかった。スペック表の装甲材は「チタン・セラミック複合材」である。 本書の年表によるとロールアウト時期は0087年5月17日で、同年表にあるΖガンダムの8月21日より早い。ただし、本書記載の年表は現在の『宇宙世紀年表』とは異なっている。 デザイン デザインが公開されているのは2号機 "ハーピュレイ" のみであるが、このデザインが複数存在する。 もとは影山俊之(景山俊之)による読者投稿で、原型デザインにはギャプランのイメージを残しているとある。これを元に岡本英郎がデザイン・クリンナップを行った。実際の作例では背部のデザインが変わっている。さらに『MISSION ΖΖ』の明貴美加によるイラストではデザインが大きく変更されている。
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