カントリーマン
カントリーマン(日本名:クロスオーバー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 00:23 UTC 版)
「ミニ (BMW)」の記事における「カントリーマン(日本名:クロスオーバー)」の解説
カントリーマン クーパー 2008年のパリサロンで発表された「MINIクロスオーバー」がルーツで、2010年1月に発表、同年9月より欧州で販売を開始。シリーズ初の4ドアであり、 クロスオーバーSUVでもある同車のボディサイズは、全長4,105 mm×全幅1,790 mm×全高1,550 mmで、ホイールベースも2,595 mmとシリーズで最も大きく長い。全長はサルーン比で+365 mm、エステートのクラブマンと比べても125 mm長く、全高は1,561 mmでサルーン比+120 mmとなる。 日本仕様の特徴として、機械式立体駐車場への駐車できるようにルーフアンテナのマウント形状を日本専用に開発し、全高を1,550 mmとしている点が挙げられる。全幅が1,700 mmを超えるため、日本で正式発表されるシリーズでは初の3ナンバー登録車である。 インテリアは独立タイプの後席が標準だが、オプションで3人掛けのベンチシートも用意。スライド機構とリクライニング機構を備え、荷室容量は通常で350 L、後席を格納すると最大1,170 Lとなる。足元、頭上、ショルダー周りが広く、シートポジションは他モデルより高めとなっている。特有の装備としてセンターコンソールの代わりに“MINIセンターレール”が採用され、小物入れやドリンクホルダー、外部オーディオ機器などを自由に装着可能となっている。 初代ラインナップは、ワン、クーパー、クーパーS、クーパーSで4WDも設定される。エンジンは全て1.6 Lで、ワンとクーパーが、それぞれ最高出力98 psと122 ps、最大トルク15.6kg·mと16.3kg·mのNA、クーパーS、クーパーS ALL4には最高出力184 ps、最大トルク24.5 kg·mを発生するツインスクロールターボを搭載。クーパーS ALL4はシリーズ初となる4WDシステム“MINI ALL4”を採用、ファイナルドライブに直接取り付けられた電子制御油圧式ディファレンシャルによって前後アクスルの駆動力配分を無段階に制御。駆動配分量は走行状況に応じて前後0:100 - 100:0まで自動的に変化する。 2014年9月8日のマイナーチェンジにより、クーパーSが廃止され、ディーゼルが追加された。ただし、ディーゼルはAT限定となり、全車種全グレードでMT選択ができなくなった。ラインアップはワン、クーパー、クーパーSD、クーパーDで、4WDも設定される。エンジンはディーゼルが2.0 Lとなり、クーパーD、クーパーD ALL4には最高出力112 ps、最大トルク27.5 kg·mを発揮するターボディーゼルを搭載。クーパーSDには最高出力143 ps、最大トルク31.1·mを発揮するターボディーゼルを搭載。
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