エドワード・H・マクナマラ・ターミナル
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「デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港」の記事における「エドワード・H・マクナマラ・ターミナル」の解説
2002年にノースウエスト航空の「ノースウエスト・ワールドゲート」として開業した。同社がデルタ航空と合併したことにより、2008年以降はデルタ航空とスカイチーム加盟の航空会社が入居するターミナルとなった。ウェスティン・ホテルとカンファレンスセンターが付属している。 このターミナルにはA、B、Cの3つのコンコースがあり、合計で103の搭乗口がある。コンコースAは南北に伸びた1.6 kmもの長大な直線状の建物で、ターミナル本体より遥かに大ききい。内部には旅客を輸送する「エクスプレストラム」(Express Tram)と呼ばれるピープルムーバーが設置されている。エクスプレストラムには、ノース駅(North Station)、ターミナル駅(Terminal Station)、サウス駅(South Station)の3駅があり、コンコースAの南北を約3分で結んでいる。 コンコースAには62の搭乗口があり、その内の10箇所は国際線の出発・到着に使用される。このコンコースはデルタ航空の大型機及び全ての国際線到着便に使用される。国際線ゲートには2機ずつのボーディング・ブリッジが装備されていて、搭乗時間の短縮を図っている。これらの搭乗口は2つのの出口経路が設置されていて、国内線到着の場合は2階のコンコースに直接出る経路となるが、国際線到着の場合、階下の入国審査・税関エリアに下りる経路をとっている。入国審査・税関エリアは1時間に3,200人の旅客を処理する事が出来る。国内線への乗継の場合は、税関通過後、コンコースAの中央に上がる経路をとり、乗継をしない場合はそのまま1階の出口に出る。 コンコースB/Cは一体的な建物で、搭乗口が41あり、デルタ航空、デルタ・コネクションが発着する。全ての搭乗口にボーディング・ブリッジを装備しており、小型機においても滑走路上からタラップにて乗降する必要は無い。コンコースAからコンコースB/Cへは、コンコースA中央部から地下のトンネルで連絡されている。このトンネルは通称「光のトンネル」と呼ばれていて、照明が時間とともに様々に変化する設計となっている。 また、ここは東部標準時(イースタンタイムゾーン)に属している事が、3ヶ国語(英語、日本語、中国語の順)で放送される。このターミナル内では、ほとんどの標示が英語と日本語で併記されているのが特徴的である。
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