ウミトラノオとは? わかりやすく解説

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うみ‐とらのお〔‐とらのを〕【海虎の尾】

読み方:うみとらのお

ホンダワラ科の褐藻海岸岩上群生し、高さ1550センチ直立した短いから数本黒褐色の尾状の出し、さらに羽状分枝して小さな密生する


ウミトラノオ Sargassum thunbergii (Mertens ex Roth) Kuntze

ヒバマタ目 ホンダワラ科 (Fucales Sargassaceae)
ウミトラノオ 生態写真
潮間帯中部から下部の波あたりの比較的弱い岩上
分   布
日本各地
タイプ産地
日本(?)
ウミトラノオ 生標本写真
(生標本写真)
ウミトラノオ 群落写真
生態写真2)
ウミトラノオ 枝拡大写真
拡大写真)
ウミトラノオ 付着器写真
付着器写真)
ウミトラノオ 水中生態写真
水中生態写真)
ウミトラノオ 生標本写真
(生標本写真2)

からだは主枝から小さな気泡四方密に出し細く毛羽だったの尾のようである。付着器は平たい盤状で,直径1~1.5cm。直径2~3mmの円柱状ので,わずかに直立し(高さ1cm以下),茎頂から長い主枝数本十数本出す。主枝小さ紡錘形小さな気胞密生した様子動物の尾のような印象であり,「海の虎の尾=ウミトラノオ」と和名がつけられた。生長した主枝小枝羽状多数分枝するうになる小枝からも気胞密に発出するが,その頃主枝自体は,気胞脱落し,まばらにを残すものの,ほぼ軸のみとなっている。環境によっては,時に1mを越えるまでに生長することがあり,一見するとタマハハキモクなどに似た形態となることもある。生体は緑がかった濃い茶色~濃褐色押し葉標本台紙によくつかない雌雄異株

高さ:10~40cm,時に1m近く達す

ウミトラノオ 枝拡大写真
拡大写真2)
ウミトラノオ 気胞写真
気胞写真)
ウミトラノオ 付着器・茎写真
付着器・写真)
ウミトラノオ 手持ち写真
(手持ち写真)



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