アルカリ‐こつざいはんのう〔‐コツザイハンオウ〕【アルカリ骨材反応】
アルカリ骨材反応
【英】:alkali-aggregate reaction
アルカリとの反応性を持つ骨材が、セメント、その他のアルカリ分と長期にわたって反応し、コンクリートに膨張ひび割れ、ポップアウトを生じさせる現象。高炉スラグ粗骨材、高炉スラグ細骨材はJIS A1145骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)によるアルカリシリカ反応性の判定は無害と判定される。アルカリ骨材反応抑制対策として普通ポルトランドセメントの40%以上を高炉スラグ微粉末で置換すると、アルカリ骨材反応による有害な膨張は生じない。
→JIS A1145骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)
→JIS A1146骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタルバー法)
アルカリ骨材反応
セメント中のアルカリ成分が骨材中のある種の鉱物と反応を起こし、コンクリートが過度に膨張する結果、コンクリートに粉状化、ひび割れの発生、湾曲、崩壊などが起こることを言う。1982年頃より阪神高速道路にこの被害が発見されるにおよび、広く関係者の関心の的となった。
アルカリ骨材反応は、主としてアルカリ・シリカ反応によるといわれる。アルカリ骨材反応と判定されたコンクリート中に使用されている骨材の種類は、安山岩の頻度がもっとも高く、けい長岩、砂岩、ホルンフェルスの順に低くなっている。アルカリ骨材反応
アルカリ骨材反応
「アルカリ骨材反応」の例文・使い方・用例・文例
- アルカリ骨材反応という化学反応
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