りかく

実用日本語表現辞典

利確

読み方：りかく

利確とは

利確とは、「利益を確定させる」という意味で用いられる省略的表現である。主に、保有している土地・株式・債券などが値上がりによる利益（含み益）を決済して利益を確定させることを指して用いられる。利確は、英語では set profits と表現する。利確の反対語には「損切り」が挙げられる。

利確のタイミング

利確のタイミングは、投資家それぞれのスタンスにより異なる。利確のタイミング例としては、次のようなケースが考えられる。

• 購入金額より一定率上昇した金額に到達した時。
  例えば、1000円で購入し、10％上昇したら利確する場合は、1100円が利確のタイミングである。
• 購入金額より一定額上昇した金額に到達した時。
  例えば、2500円で購入し、200円上昇したら利確する場合は、2700円が利確のタイミングである。
• 目標金額に到達した時。
  2000円で購入し、3000円に到達したら利確する。

（2020年11月19日更新）

デジタル大辞泉

り‐かく【利確】

読み方：りかく

「利益確定」の略。

り‐かく【^×釐革】

読み方：りかく

［名］(スル)改め新しくする。改革。

「政体を—するの約が成って」〈嶺雲・明治叛臣伝〉

り‐かく【離角】

読み方：りかく

天球上で、二つの天体の間の角距離。

り‐かく【離隔】

読み方：りかく

［名］(スル)離れへだたること。また、引き離してへだてること。隔離。

「夫婦の間の、心の—を」〈里見弴・安城家の兄弟〉