三省堂 大辞林 |
られる
(助動)(られ・られ・られる・られる・られれ・られろ(られよ))
〔自発・受け身・可能・尊敬の助動詞「らる」の口語形。中世以降の語〕受け身・可能・自発・尊敬の助動詞。下一段型活用。ただし、可能・自発・尊敬の意を表す場合には、命令形は用いられない。上一段・下一段・カ行変格活用動詞の未然形に付く。また、サ行変格活用動詞未然形「せ」および使役の助動詞「せる」「させる」の未然形にも付く。
(1)受け身の意を表す。
(ア)動作・作用の主体の利害に関係するもの。
「犬にほえ〈られ〉て困った」「とうとう委員に選出せ〈られ〉てしまった」「よく努力した結果だと先生にほめ〈られる〉」
(イ)動作・作用を主体が受けるもの。利害の感情を伴わない。
「早く適切な措置が講じ〈られ〉なければならない」「おぼれかかった子供が助け〈られ〉て、ほんとうによかった」
(ウ)動作・作用の結果または状態を表すことに重点を置くもの。無生物あるいは非情のものを主語とする場合で、非情の受け身とも呼ばれる。
「基本的人権はしだいに認め〈られる〉ようになってきている」「この仏像は鎌倉時代の作と伝え〈られ〉ている」
(エ)動作・作用の主体に害が及ぶもの。自動詞に付いた場合が多く、迷惑の受け身とも呼ばれる。
「こうしょっちゅう金を借りに来〈られ〉ては困ってしまう」「手放しでのろけ〈られ〉て、すっかりめんくらった」
(2)可能の意を表す。
(ア)動作・作用が主体の能力によって実現可能なことを表す。
「この旅客機には三百人以上の客を乗せ〈られる〉」「車でなら二十分ほどで来〈られる〉」
(イ)動作・作用の遂行が許容されていることを表す。
「ちょっとぐらいなら会議から抜け〈られる〉」「食事のときだけは起き〈られる〉ようになった」
(ウ)動作・作用の対象の力によって、その実現が可能であることを表す。
「柔道には、じゅうぶん、優勝の期待がかけ〈られる〉」「あの人だけは信じ〈られる〉」
(エ)動作・作用の対象の能力・程度などを評価することを表す。
「これなら、なんとか食べ〈られる〉」「留守番ぐらいなら、子供たちにもまかせ〈られる〉」
(3)自然にそうなる意、すなわち自発の意を表す。心情的な表現に用いられることが多い。
「この子の行く末が案じ〈られ〉てならない」「もうすっかり秋の気配が感じ〈られる〉」
(4)尊敬の意を表す。動作の主体に対する敬意を表す。
「近いうちに、先生が帰って来〈られ〉ます」「無事到着せ〈られ〉た模様です」
〔(1)「れる」と意味・用法は同じであるが、未然形がア段となる動詞には「れる」が付き、それ以外の場合は「られる」が付くというように、接続のしかたに分担がある。(2)サ変動詞に接続する場合、「出席される」のように、未然形のうち、「さ」に「れる」が付くのが普通であるが、書き言葉でのやや改まった言い方では、「出席せられる」のように、未然形のうち、「せ」に「られる」が付くこともある〕→らる(助動)
→れる(助動)
〔自発・受け身・可能・尊敬の助動詞「らる」の口語形。中世以降の語〕受け身・可能・自発・尊敬の助動詞。下一段型活用。ただし、可能・自発・尊敬の意を表す場合には、命令形は用いられない。上一段・下一段・カ行変格活用動詞の未然形に付く。また、サ行変格活用動詞未然形「せ」および使役の助動詞「せる」「させる」の未然形にも付く。
(1)受け身の意を表す。
(ア)動作・作用の主体の利害に関係するもの。
「犬にほえ〈られ〉て困った」「とうとう委員に選出せ〈られ〉てしまった」「よく努力した結果だと先生にほめ〈られる〉」
(イ)動作・作用を主体が受けるもの。利害の感情を伴わない。
「早く適切な措置が講じ〈られ〉なければならない」「おぼれかかった子供が助け〈られ〉て、ほんとうによかった」
(ウ)動作・作用の結果または状態を表すことに重点を置くもの。無生物あるいは非情のものを主語とする場合で、非情の受け身とも呼ばれる。
「基本的人権はしだいに認め〈られる〉ようになってきている」「この仏像は鎌倉時代の作と伝え〈られ〉ている」
(エ)動作・作用の主体に害が及ぶもの。自動詞に付いた場合が多く、迷惑の受け身とも呼ばれる。
「こうしょっちゅう金を借りに来〈られ〉ては困ってしまう」「手放しでのろけ〈られ〉て、すっかりめんくらった」
(2)可能の意を表す。
(ア)動作・作用が主体の能力によって実現可能なことを表す。
「この旅客機には三百人以上の客を乗せ〈られる〉」「車でなら二十分ほどで来〈られる〉」
(イ)動作・作用の遂行が許容されていることを表す。
「ちょっとぐらいなら会議から抜け〈られる〉」「食事のときだけは起き〈られる〉ようになった」
(ウ)動作・作用の対象の力によって、その実現が可能であることを表す。
「柔道には、じゅうぶん、優勝の期待がかけ〈られる〉」「あの人だけは信じ〈られる〉」
(エ)動作・作用の対象の能力・程度などを評価することを表す。
「これなら、なんとか食べ〈られる〉」「留守番ぐらいなら、子供たちにもまかせ〈られる〉」
(3)自然にそうなる意、すなわち自発の意を表す。心情的な表現に用いられることが多い。
「この子の行く末が案じ〈られ〉てならない」「もうすっかり秋の気配が感じ〈られる〉」
(4)尊敬の意を表す。動作の主体に対する敬意を表す。
「近いうちに、先生が帰って来〈られ〉ます」「無事到着せ〈られ〉た模様です」
〔(1)「れる」と意味・用法は同じであるが、未然形がア段となる動詞には「れる」が付き、それ以外の場合は「られる」が付くというように、接続のしかたに分担がある。(2)サ変動詞に接続する場合、「出席される」のように、未然形のうち、「さ」に「れる」が付くのが普通であるが、書き言葉でのやや改まった言い方では、「出席せられる」のように、未然形のうち、「せ」に「られる」が付くこともある〕→らる(助動)
→れる(助動)
隠語大辞典 |
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出典:Wiktionary |
られる
出典:『Wiktionary』 (2010/11/08 05:12 UTC 版)
助動詞
(「れる」に接続する五段活用未然形及びサ変未然形「さ」など終音がア段のもの以外に接続)
| 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | 接続 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| られ | られ | られる | られる | られれ | られろ られよ |
下一段型 |
- 動作を被る(こうむる)こと(受身・受動態)を表す。
- 蹴る→蹴られる
- 切る→切られる
- 動作の主語に対する軽い尊敬の念を表す。
- 来る→来られる
- 動作が可能であることを表す。
- 出る→出られる:もう家から出られそう?
- 動作がはっきりと意図しないで起きていること(自発)を表す。
- 案ずる→案ぜられる
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品詞の分類
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