みだらな行為とは? わかりやすく解説

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みだらな行為

読み方:みだらなこうい
別表記:淫らな行為

「みだらな行為」とは、公衆良俗反するような形で性行為をすることや性的ないやらしさ淫らさのある行い性犯罪のことを意味する表現。特に、事件の報道などにおいて、性犯罪常軌を逸した性的行為などを婉曲的指し示し未成年性行為に及ぶ、といった物事を指す場合が多い。

みだらな‐こうい〔‐カウヰ〕【淫らな行為】

読み方:みだらなこうい

淫行婉曲な言い方。特に、買春などによる青少年との性交猥褻行為


わいせつ

(みだらな行為 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 02:17 UTC 版)

わいせつ(猥褻)とは、

1.下品不道徳であること。
2.日本刑法において、社会通念に照らして性的逸脱した状態のこと。一般的には淫らみだら)、その行為を淫行(いんこう)とも呼ばれる(刑法上では「みだら」と呼ばず、各地の青少年保護育成条例で呼ばれる)。

本稿では後者について詳述する。

概説

日本では犯罪類型として、刑法第2編第22章の「わいせつ、強制性交等及び重婚の罪」(刑法174条刑法184条)において規定されている。

これらは、保護法益の観点から、公然わいせつ罪刑法174条)・わいせつ物頒布等の罪刑法175条)などについては公衆の性的感情に対する罪(社会的法益に対する罪)に分類されるのに対して、強制わいせつ罪刑法176条)・強制性交等罪刑法177条)などについては個人の性的自由・性的自己決定権に対する罪個人的法益に対する罪)に分類される[1][2]

両者はわいせつの概念が異なっており、例えば、強制的にキスをする行為は刑法176条にいう「わいせつな行為」として強制わいせつ罪を構成しうるが、夫婦が公衆の面前においてキスをする行為は刑法174条にいう「わいせつな行為」として公然わいせつ罪を構成するわけではない[1]

刑法においてわいせつな行為とわいせつ物(行為の模倣)とが厳しく区別されずに扱われていることに対する批判もある(丸谷才一編『四畳半襖の下張裁判・全記録』朝日新聞社1976年)。

刑法において、従来は「猥褻」と表記されていたが、1995年平成7年)の刑法の口語化改正により「わいせつ」と表記が改められた[3]

脚注

  1. ^ a b 林 2007, p. 87.
  2. ^ 西田 2018, p. 74.
  3. ^ 梶木 & 河村 2013, p. 6.

参考文献

関連項目


「みだらな行為」の例文・使い方・用例・文例

  • みだらな行為
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