べべ

デジタル大辞泉

べべ

着物をいう幼児・女性語。「赤い—着たお人形」

新潟県田上町方言

べべ

方言	共通語	使用例または説明
べべ	着物の幼児語	和服を指し、洋服はべべとは言わない

京ことば

べべ

京ことば	意味
べべ	着物

大阪弁

べべ

大阪弁	訳語	解説
べべ	着物、服	幼児語。着る物のこと。丁寧には「おべべ」という。ええべべ着さしてもうてるがな。洋服を着るようになってから言わなくなった。

べべ、べべた、べった、べったこ・どべ、どんべ

大阪弁	訳語	解説
べべ、べべた、べった、べったこ・どべ、どんべ	びり、最下位	「べったこ」は上品な言い方。「ど」+「べ」で荒っぽい言い方。京阪での言い方。播磨では「げっぴ」、三河や遠江で「べり」、それ以東で「びり」。

隠語大辞典

べべ

1. 陰門。〔第二類　人物風俗〕
2. へへに同じ。奥羽越後尾張の方言。
3. 古き和語の字書類には「へヘ」（〓）又は「べベ」（〓）とも書けり。今尚少女の陰を「べベ」と呼べる地方もあり。狂句「田舎児伝（ゐなかこもり）べベを著せろにきよろきよろし」。
4. 〓。女陰の一称。少女の陰部をいふ地方もあり。信州辺にては大人のをいふ。「さへずり草」に「奥羽及北越又尾張辺にて女陰をべべと呼べり、然るに関東関西共に小児の衣服をべべと称へておかしとも思はず。又越後にては小児の事をぼぼつこと呼びてこれ又かの土俗はおかしとも思はず。さて「べべ」「ぼぼ」五音通ずれば「ぼ」は「べ」の訛にやと思はれるれどもさにあらでぼぼはほとの転訛なるべし」とあり。蜀山人「かなそぎ」に「問、国によりて陰門をべべと云ひめめといふは何ぞや答ふ、べべはぼぼにして則四五相通なり、めめはへと相同じきなり」。又「習俗雑記」に「北国ではべべをぺぺと発音するところもあつて「姐さんとこ往くへ、ぺぺしにへ」などと荒びたるゴケ（淫売の事）生活を嘲笑する文句がある」とあり。「田舎児守りべべを着せろにきよろきよろし」。
5. 女の局部のことをいふ。東北地方の方言から来たもの。〔情事語〕
6. 女の局部のことをいふ。東北地方の方言から来たもの。又衣類のことをいふ。
7. 「へへ」と同じ。〔奥羽、越後、尾張方面の方言〕
8. 女根。へへともいふ。東北地方の方言。

分類 奥羽、越後、尾張方面の方言、奥羽越後尾張、情事語／東北地方の方言、東北地方

べべ

1. 同上（※「べた」参照）。〔第二類　人物風俗〕
2. 衣類のことをいふ。中国地方の方言から来たもの。〔中国地方の方言〕

分類 中国地方の方言

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

べべ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 04:06 UTC 版)

名詞

べべ

1. （幼児語）着物。服。
2. （近畿方言）最下位。びり。
3. 女性器。
4. 子牛。

発音^(?)

語義1

べ↘べ

語義2

べ↗べ