【第2師団(自衛隊)】(だいにしだん(じえいたい))
陸上自衛隊における戦略級部隊単位である師団の一つ。
本師団のルーツは、警察予備隊が結成された1950年に北海道・札幌で編成された「警察予備隊第2管区隊」である。
その後の1962年、「師団」制度が発足すると共に「第2管区隊」から現在の名称に改められた。
本師団は、司令部を北海道・旭川駐屯地に置き、3個普通科(機械化歩兵)連隊及び1個戦車連隊を基幹とする約8,100名の兵員を擁し、北海道北部の防衛警備・災害派遣・民生協力及び国際貢献活動などを任務にしている。
本師団の守備区域である道北部は、米ソ冷戦が終結するまでの間、仮想敵国であったソ連軍がわが国へ武力侵攻を試みた際、地上部隊の着上陸侵攻に真っ先に晒される地域と考えられていた。
そうした歴史的経緯もあって、陸自の一線級装備が優先的に配備される精鋭部隊として扱われており、近年になってから自衛隊の「本来任務」として重要視されてきた国連平和維持活動などの海外派遣任務にも、しばしば隷下部隊を派出している。
部隊編制
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