三省堂 大辞林 |
大阪弁 |
しばく
| 大阪弁 | 訳語 | 解説 |
|---|---|---|
| しばく | 痛めつける、 (細いもので)打つ |
農耕の鞭でしばく、の転用で、タオルを「しぼる」「しごく」から、説教で「しぼる」部活で「しごく」、に転用されたのと同様の成り立ち。「しばくぞ」は「しゃあくぞ」とも言う。 |
しばく
| 大阪弁 | 訳語 | 解説 |
|---|---|---|
| しばく | (食べに/呑みに/遊びに)行く 吃飯、喝茶 |
対象(この場合では、お茶やうどん)の擬人化。細いもので打つという本来の意味から離れ、数人で集まって何かをする言葉遊びから、痛めつけることに関係なく使われるようになった。「うどんしばく」で「うどんを食べに行く」という意味。茶ぁでもしばきに行こか、と使う。「飯しばく」、「茶ぁしばく」、「お好みしばく」、「ネズミしばく」、「鳥しばく」、「牛しばく」などがある。同様に、「どつく」「わらかす」という言い方もあった。大阪発の死語。 |
品詞の分類
「しばく」の用例一覧
織田作之助 馬地獄 (青空文庫)
( ぼう ) のようだ。仲仕が鞭でしばく。起きあがろうとする馬のもがきはいたましい。 毛並 ( けなみ ) に疲労の色が 濃 ( こ ) い。そんな光景を立ち去らずにあくまで見て胸を痛めているのは、彼に...
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豊島与志雄 風ばか (青空文庫)
たいらな野原でした。春さきのことで、日がうららかにてっています。 芝草 ( しばくさ ) が青々とのびだしています。 蝶 ( ちょう ) がとんでいます。空には高く、 雲雀 ( ひばり ) がないています。 みん...
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豊島与志雄 化生のもの (青空文庫)
みたいに崖下へ転げ落ち、泥池にはまってしまった。若い方は、それを上から眺めて、しばく [#「しばく」はママ] 突っ立っていたが、自分の帽子を拾うと、足早にすたすた行ってしまった。 その光景を目撃したのは、通り...
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