こない

デジタル大辞泉

こない

［形動］（関西地方で）このようであるさま。こんな。語幹を副詞的に用いることもある。「—なものは見たこともない」「—言わはる」

大阪弁

こない

大阪弁	訳語	解説
こない	このよう（に・な）、 こう、 こん（な）、 こんな（に） こんなふう（に・な） such; this	此様。「このよう」の転。こない弱ってたらどんならんな、では副詞的活用。こないな感じでどうでっか、では連体形、こないにしてんか、では連用形。畿内で使用、近畿周辺から「こねん」の他、西日本一帯にかけて「こがい」系列の「こが」「こげん」「こぎゃん」などが使われる。「が」は「の」の古い形で、「おらがまち」「剣が峰」「夕陽が丘」「体が伸びる猫」「飯がうまい店」の「が」は「の」に置き換えられる。「どない」を含め、次三項も同様。

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「こない」の例文・使い方・用例・文例

• 彼がこんなに長い間電話してこないなんて何だか変だよ
• 彼の名前は間違えっこない
• 不幸は決して単独ではやってこない；泣き面にハチ
• 彼は明日まで帰ってこないだろう
• 彼は突きそこないを1度もしなかった。
• トウモロコシを密に植え過ぎるとできそこないの小さい穂ができることがある。
• でき合いのスーツは体にしっくりこない。
• クラスメイトがいつも私たち二人をひやかすから、彼はもう私に話しかけてこないだろう。
• 万が一Ａが記事に出てこないことを考慮して
• 彼女は今日は電話を掛けてこないと私は思う。
• 今はパッと浮かんではこない。
• 彼の奥さんは家に帰ってこない。
• 彼は一年に一度しか帰ってこない。
• 私にはそれが伝わってこない。
• 私には、彼が帰ってこないのは事故か彼の意思かは分からない。
• 彼は永久に帰ってこない。
• 彼は永久に帰ってこないでしょう。
• この時間は戻ってこない。
• 彼は決して再び戻ってこないだろう。
• 彼は決して戻ってこないだろう。