けん‐が‐みね【剣が峰】
剣ヶ峰
剣が峰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 04:37 UTC 版)
相撲用語 山の「剣が峰」より転じて生まれた相撲用語「剣が峰」は、ここを境にして体(たい)が残るか否かで勝敗が分かれる土俵際(どひょうぎわ)の、特に土俵の円周を形成する俵の一番高い所(上面)の呼称であり、「剣が峰でこらえる」などと用いられる。 比喩表現 同じく山の「剣が峰」より転じた比喩表現として剣が峰(けんがみね。剣ヶ峰とも書く)があり、「それ以上少しの余裕も無い、ぎりぎりの状態」「絶体絶命」や、「成否の決する瀬戸際」という意味を持つ。また、慣用句としては「剣が峰に立つ」あるいは「剣が峰に立たされる」という形になり、「足がかりが無く、もう後の無い状態になる」という意味で使われる。これはまさに山の剣ヶ峰に立つことを想定した比喩であり、もう後が無く、いつ墜ちてもおかしくない状態にあって、そこを踏み堪えられるか否かで生死が決まる瀬戸際にあることに基づいた表現である。「首相は剣が峰に立つ思いで厳しい外交局面に臨んだ」、「剣が峰の米国経済(剣が峰に立つ米国経済)」、「浮気がばれて、彼は剣が峰に立たされている」などと用いられる。
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