かぶりつきとは? わかりやすく解説

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かぶり‐つき【×齧り付き/×噛り付き】

読み方:かぶりつき

舞台かぶりつくようにして見るところから》舞台際の客席


齧り付き

読み方:かじりつき、かぶりつき

カ行五段活用動詞齧り付く」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの

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かぶりつき

大阪弁 訳語 解説
かぶりつき 舞台最前列観客席 かぶりつくようにして観る場所の意。S席。


噛り附き

読み方:かぶりつき

  1. 大阪劇場にて舞台際の土間のこと。
  2. 小一」のこと。主として関西用ひらる。
  3. 隠語劇場にては、舞台の一番前の席を、かぶりつきというが、寄席の方では、仲入最初に高座上る事を、かぶりつきという、又くいつきとも云う
  4. (一)出番順で中入直後に出る人。食いつき、又はとつつきとも云う(二)客席のある場所の呼称東京では「小、一」(こいち)という。客席最前方の座席のことで、まさしく大阪弁である。昔江戸芝居で、舞台で本水を使うて降らせた時、最前列お客がかかるので、むしろを配つて頭から被せられた。それでむしろを被つて着く席、と云うのでかぶりつきといい出した、と実に穿つた説がある。これはどうも噓説らしい。舞台へ噛りついて見物するいかにも大阪人らしい言葉で、狂言宗論」に「この広い街道を、人に噛りつくようにせねば歩けぬか」とあるように、先ず食いつくの意味で「かぶりつき」が最前列で、少しでも好きな役者や、ストリツパーを玩賞したい心理露骨に現したものだが、このかぶりつきの言葉も、矢張昔通り畳敷きでこそいいものの、今の椅子席ではその感じがぴつたりと来ないよう思われる

分類 大阪劇場寄席演劇芸能

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