『大怪獣現わる』の登場人物
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「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」の記事における「『大怪獣現わる』の登場人物」の解説
第5話と第6話([#5,#6])は、『大怪獣現わる』という「怪獣モノ」の前後編。「パトレイバーシリーズ」では「怪獣モノ」として様々な角度から「怪獣騒動」という非日常の異常事態を捉える試みがなされている。初期OVA版では特車二課が遭遇する「怪異現象」。ゆうきまさみの漫画版では事態全体を俯瞰しての濃密なサスペンス。アニメ劇場版第3作『WXIII』では漫画版の詳細な設定を下敷きに、事態に携わった「科学者」と「刑事」の視点から再構成した人間ドラマ。そして、本作品では騒動の舞台となる「自治体」を中心に据え、そこに関わる様々な立場、思惑を抱く人々の描く「人間模様」として描き出している。なお、劇中では熱海温泉ホテル旅館協同組合の公式マスコット(ゆるキャラ)「あつお」の着ぐるみがカメオ出演している。 金星人 [#5] 演:佐伯日菜子 七海 言子 [#5,#6] 演:松本圭未 海洋生物学者。「異端の学者」として学会を追放された恩師の芹沢ともども裏街道を歩む。樺山の依頼で急激に漁獲高が減ってしまった熱海沖網代漁港域の水産資源調査を任される。だが、彼女は独自の仮説をもとに付近で発生しているサーファーたちの「連続失踪事件」と関連付け、その原因を「G」として二つの怪現象を結びつけて、その謎を追う。それぞれの思惑の違いから樺山には雇われながらも敵対していく。後藤田の大学時代の後輩であり、塩原たちの見るところワケアリの間柄。生活力は乏しく、自宅アパートは荒れ放題。酒豪かつ酒乱でただでさえ腕力に物を言わせる傾向にあるが、泥酔するとさらに手がつけられなくなる。#5,#6の事実上の主役。 樺山 久蔵 [#5,#6] 演:ベンガル 熱海市長。赤字財政が続き、昭和中後期の「過去の栄光」からすっかり遠ざかってしまった熱海市の「観光事業再建」に心血と予算を注ぎ、ブームに乗じての巻き返しを図ろうと目論む老獪な人物。自身の立場を弁えぬ民主主義“否定”発言や、「負け犬」的な地方自治体の長としての「居直り的態度」で「怪獣騒動」とたまたま「慰安旅行」で居合わせてしまった「画的には大いに利用できる特車二課」を最大限に活用しようと目論む。悪辣とした発想を抱くと時折顔が悪魔風に変化したり歌舞伎調になるなどコミカルな姿を見せる。#5,#6のもう一人の主役。 秘書・亜紀 [#5,#6] 演:奥田恵梨華 樺山の美人秘書だが無口かつ無愛想で、やることも唐突かつ過激。樺山に対しては冷静にツッコむ。 芹沢 八郎太(せりざわ はちろうた) [#5,#6] 演:嶋田久作 七海の恩師の海洋生物学者。「怪獣騒動」に乗じて復権する。 遊覧船船長 [#5,#6] 演:丹古母鬼馬二 当初は樺山の依頼を受けた七海に協力して水産資源調査を手伝っていた。だが、「海の男」としてのプライドから七海の熱意にほだされて彼女に協力する。 「熱風社」映像プロデューサー [#6] 演:鈴木敏夫
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