「通じない男」編とは? わかりやすく解説

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「通じない男」編(7巻)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:31 UTC 版)

不能犯 (漫画)」の記事における「「通じない男」編(7巻)」の解説

田ノ上たのうえ宇相吹事件専従捜査班第二班所属警部補刑事真面目な性格第二班良心仇名されている。 実は伊達の元同僚であり、10年前仕事ストレス祟ってギャンブルに嵌り、借金背負ってしまった事からその返済のために、魔が差して署内証拠品の中から金品盗んでしまった。その現場伊達に抑えられてしまうが、その不正を告発される前に伊達逮捕されたためその悪事は闇に葬られた。 宇相吹に伊達殺させるため、邪魔な多田警棒殴って気絶させたつもりだったが、その直前に宇相吹にマインドコントロールかけられており、伊達撲殺してしまった事で、逮捕それに伴い全ての悪事露見した伊達 春夫(だて はるお) 元警視庁江戸川署の刑事多田同じく、宇相吹の能力が"通じない"人間である。10年前女子大生刺殺して住居侵入傷害致死の罪で起訴されその後精神疾患起こし医療刑務所収監される。物語時点出所していた。正義感強く融通効かない性格の為、刑事仲間からは孤立していたが、宇相吹からはそこを見込まれる事となった。 10年前事件の真相は、宇相吹を捜査する中で、痴情のもつれから彼に友人女子大生殺害するように依頼をした女性接触し目標とされた女子大生部屋駆けつけると、丁度そこで殺し行おうとしていた最中の宇相吹と鉢合わせ制止しようとするが、揉み合いの中で、自身が“通じない人間である事に気づいた宇相吹から試されるかのように部屋にあった包丁自分殺してほしいと頼まれ、「貴方が僕を殺さなければ、僕がこのまま彼女を包丁刺し殺す」と究極の選択迫られる中、自身信じてきた正義に対して迷い起した事で宇相吹のマインドコントロールかかってしまい、女子大生刺殺してしまったという経緯であったが、その後、宇相吹に殺し依頼した女性罪悪感に耐えかねて精神病んで自殺してしまい、結局伊達一人が殺人汚名背負結果となり、宇相吹からもこの結果心底失望された。 多田田ノ上初め会った時はまともに目も合わせてもらえないほど、精神衰弱していたが、多田献身的なアプローチ10日ある程度会話ができ、自身逮捕されるきっかけとなった事件の真相語れるまで回復した。しかし、伊達再起する事で過去個人的に犯していた悪事露呈されることを危惧した田ノ上によって、諏訪部密告作戦のため伊達殺害した女子大生両親に宇相吹を使って伊達殺し依頼され最終的に宇相吹事件専従捜査班監視逆手にとった宇相吹の策略マインドコントロールされた田ノ上によって警棒撲殺される。宇相吹にとっても伊達とは10年ぶりの再会だったが、既に伊達への興味失っており、「彼は僕の中ではとっくに終わった人―――ただの塵だ」と珍しく冷酷な表情顕にしながら吐き捨てるのだった一方で、息を引き取る直前多田に娘の写真と「あるもの」が隠されロケットペンダント託しながら「宇相吹に勝ちたいなら「覚悟」を決めろ…! 正義為に悪になる覚悟…!!」という助言を遺し、この助言後々に宇相吹と対峙する多田大きな影響与え事となる。

※この「「通じない男」編(7巻)」の解説は、「不能犯 (漫画)」の解説の一部です。
「「通じない男」編(7巻)」を含む「不能犯 (漫画)」の記事については、「不能犯 (漫画)」の概要を参照ください。

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