「親失格」編(1巻)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:31 UTC 版)
「不能犯 (漫画)」の記事における「「親失格」編(1巻)」の解説
我妻 雅(あづま みやび) 19歳のギャルママ。邪魔になったので息子で赤ん坊の春樹の殺しを宇相吹に依頼するが、「子供の殺しは対象外」として一度は断られる。その後「我妻さんからの依頼を受けました」という宇相吹からの電話を受け指示された場所に春樹をベビーカーに乗せ電車で向かう。地下通路へつながる階段から不慮の事故に見せかけて落として始末する段取りだと聞かされていたが、排水溝の隙間にピンヒールを挟んで階段から転げ落ちて死んでしまう。思慮がとても浅く、指示された内容の意味を考えていないだけではなく、電車の中で宇相吹が自分の子供と人形をすり替えても死の間際まで気付かなかった。 我妻 春樹(あずま はるき) 雅の息子。名付け親は祖母(我妻)。遊びたい盛りな雅からは完全に邪魔者扱いされ、微塵の愛情を受けずに育てられていた。 母親の身勝手極まる動機で殺しの標的にされるが、宇相吹が子供の殺しを嫌っていた上に、その前に母親自身が殺しの標的となっていた為に最終的に事なきを得た。春樹自身はどんなに邪険な扱いを受けようとも母の事を慕っており、雅が死亡した際には号泣し、母親の死後、自らを引き取る事になった祖母に対して、「ママを返せ」と(宇相吹のマインドコントロールによる幻覚とはいえ)血の涙を流す程に凄まじい憎悪の表情を浮かべながら恨み節を呟いていたが、それが春樹の気持ちなのかは不明。 我妻(あづま) 雅の母親で大学で教育学の教鞭をとる教授。著書がベストセラーになっているが娘が前述の様子なので雅の殺害を宇相吹に依頼する。孫である春樹の名付け親。孫から母親の仇として怨念を向けられる幻覚を見せつけられ発狂する。
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