「色彩都市の少女」編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 23:34 UTC 版)
「王ドロボウJING」の記事における「「色彩都市の少女」編」の解説
オークションに出品される極楽鳥を手に入れるため、色彩都市ポンピエにやって来た2人。キールはジンにディナーに推薦され、危うく蒸し鶏にされるところだったが、なんとか潜入に成功する。うまく極楽鳥を手に入れるが同じオークションに少女が出品されていることに驚愕する。少女を助け出した後、少女は自分が異端の画家ヴァン・クォートの娘であること、そして彼の作品の1つであることを明かす。 フィノ・クォート (Fino Quart) 声 - 椎名へきる ポンピエに住む少女。父は有名な画家・ヴァン・クォート。自身もクォート画伯の作品の1つで、生きた作品として身体に刺青がある。最も幼いジンガールだが、性格的には大人びており、感情の起伏が小さい。オークションで売られていた所をキールとジンに助けられ、彼らと行動を共にするようになる。後日談ではラムと一緒に牧場で暮らしている。 ラム (Rum) 声 - 愛河里花子 フィノの傍にいる鳥(アニメでは「ラム」という名前があるが、原作には名前が記されていない)。オークションに出品されていた極楽鳥だが、正体はキールと同じ種族のメスである。アニメでは、自身もクォート画伯の作品の1つとされている。雛の頃、フィノの母に拾われた。ちなみに本作最後のキールロワイヤルはキールの力を受け取った彼女との合体技。 ドランブイ (Drambuie) 声 - 中多和宏 ポンピエ一の富豪で、絵の具会社・キングクリムゾン社の社長。人や動物の屍体から出たエキスで作った赤絵具を売り巨万の富を得る。ヴァン・クォート作品を買い占めており、莫大な財産に物を言わせ、フィノを買い取る。アニメでは燃え盛るアトリエの炎に飲み込まれて死んだ。 ドクトル・シュペートレーセ (Spatlese) 声 - 小形満 ドランブイと親交のある医者。カメレオンの姿をしており、擬態や伸縮する舌による攻撃を得意とする。神出鬼没な強敵で、ジンの策を先読みするなど、洞察力も優れている。単体でジンとキールを倒した唯一の敵だが、アニメでは扱いが悪い(ただの怪物として描写されていた)。最期は隙を突かれてラムの代理キールロワイヤルを受け、骸骨の絵にぶち当たり、絵と同じ死の模様が染み渡って死んだ。アニメではキールのキールロワイヤルをまともに喰らって消し炭と化した。 ヴァン・クォート (Vin Quart) 声 - 堀勝之祐 フィノの実父で有名な画家。カンバスに限らず、なんにでも絵を描く。芸術に心酔するあまり娘に刺青を施したり、理想の赤絵具を得るために家族を捨てて冷凍睡眠に入ったりなど、非情とも言える言動が多いが、死の直前には娘に対する愛情を取り戻す。
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