「武装闘争重視」から「5月テーゼ」へとは? わかりやすく解説

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「武装闘争重視」から「5月テーゼ」へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 10:39 UTC 版)

革命的共産主義者同盟全国委員会」の記事における「「武装闘争重視」から「5月テーゼ」へ」の解説

テロ・ゲリラ闘争は、警察からの厳し取り締まりと、運動の孤立化を招く結果となった。さらに中核派無謀な非公然活動重視武装闘争路線によって中核派組織著しく疲弊弱体化し通常の活動もままならなくなる事態となった。そのために、1990年代以後中核派はテロ・ゲリラなどの武装闘争控えて組織拡大重点を置き、市民運動労働組合へ浸透を図る合法的な戦術採用した。これは1991年平成3年)に中核派が「将来革命情勢備えて、テロ・ゲリラ戦術を行う技術力堅持しつつも、当面武装闘争控え大衆闘争基軸に党建設重視する」との方針決めた五月テーゼ」(03以降は「新指導路線」と呼んでいる)に基づいた戦術である。ここで注意しなければいけないのは、組織拡大とは単に同派の同盟員増やすことだけではなく、同派と関連がある労組団体影響程度団体によってかなり異なる)の拡大設立かつてはほとんど関係がなかった団体との交流による影響力拡大含まれることである。 労働運動分野では自治体郵政教育JR国鉄)を「四大産別」として、労組への影響力拡大図っている。その一環として中核派毎年11月頃に「全国労働者決起集会」を東京開催しており、2009年平成21年)に行なわれた「11.1全国労働者決起集会」では2,300人(警察発表)を動員した歴史教科書問題では、中核派は、2005年平成17年)、新しい歴史教科書をつくる会執筆した扶桑社発行教科書採択反対運動積極的に介入し東京都杉並区などで激し反対運動起こしている。 東京都杉並区千葉県勝浦市大阪府泉佐野市高槻市八尾市沖縄県名護市読谷村北中城村などの議会には中核派系議員がおり、議会への進出度は日本労働党並び日本の新左翼の中では屈指である(かつては神奈川県相模原市静岡県大阪府東大阪市などにも議員がいた)。東京都知事選青島幸男国政選挙社会民主党個人では大田昌秀山城博治ら)、中核派系政治団体都政を革新する会」の長谷川英憲支援した長谷川は、1989年平成元年)の東京都議選当選しており、これは新左翼では史上初の都道府県議員であった2013年には無所属生活の党社民党緑の党グリーンズジャパン新社会党支援)の山本太郎支援訴え山本当選している。 NAZEN(すべての原発いますぐなくそう全国会議)を設立反原発運動通じて市民学生オルグしている。NAZEN代表は元全学連委員長織田陽介2014年東京都知事選挙では鈴木達夫支持公式サイトでも動向報じ続けたが、得票数12684で鈴木落選した16人中8位)。 2010年代闘争方針として、中核派政治局は「国鉄闘争」・「改憲阻止反原発闘争」・「革命的選挙闘争」の三本柱で行うことを機関紙上で表明している。とりわけ杉並区での選挙東京都知事選挙など、選挙闘争に力を注いでいる。 2014年平成26年12月第47回衆議院議員総選挙鈴木達夫無所属候補として出馬中核派機関紙等鈴木動向大きく報じ続けまた、選挙区大規模な選挙運動展開したが、得票数16981で最下位落選

※この「「武装闘争重視」から「5月テーゼ」へ」の解説は、「革命的共産主義者同盟全国委員会」の解説の一部です。
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