“燐子”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:25 UTC 版)
"りんね"と読む。“紅世の徒”が作り出した、“徒”の下僕。この世の物に“存在の力”を吹き込む事で作られ、その存在には作り主の“徒”の在り様が反映される。人間の“存在の力”を喰らう事は出来るが、その“存在の力”を自分の力に変えることはできず、作り主である“徒”から“存在の力”を供給されることでしか存在を維持できない。そのためほとんどの“燐子”は主から離れて数日で消えてしまい、低級なモノでは作り主が討滅された時点で活動を停止したり消滅するモノもいる。 物によってかなり性能が異なり、自立した意識を持たず、“徒”の自在法の補助のみに使われる道具同然の“燐子”もいれば、自在法や宝具を使う事すら可能な高度な知性と自立した意思総体を持った“燐子”もおり、その差は元となるこの世の物体の違いや、その“燐子”の使い道や、作り手である“徒”の技量によって異なる。 かつては槍代わり足代わりに強力な魔獣型“燐子”が作られたが、人間が文明の利器を発展させるにつれそれに置き換えられていき、現在では「複雑な仕掛けのピース」か「簡単な雑役の他の下僕」の二種に分化した。 “燐子”の作成やその維持には相応の“存在の力”やそれを繰る技量が必要なため、“徒”によって“燐子”を無数使役したり、一体も使わなかったりとまちまちである。“徒”やトーチ同様、燃え尽きると、存在の消失を感じ取れない人間には忘れ去られる。
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