けじめ

実用日本語表現辞典

けじめ

別表記：けぢめ

あるものと他のものの区別。節度を持った行動をすることを「けじめのある行動」と表現する。対して、私生活と仕事などの区別がつかない人などを「けじめのない」と表す。また、ミスに対して責任を取ることを「けじめをつける」と言い表す。

（2019年2月14日更新）

デジタル大辞泉

けじめ〔けぢめ〕

１ 物と物との相違。区別。

「やっと人間の顔色の—がつくほどの光が」〈徳永・太陽のない街〉

２ 道徳や規範によって行動・態度に示す区別。節度ある態度。「公私の—をつける」「親子の間にも—が必要だ」

３ 連続する物事などの境目。区切れ。「季節の—」

４ へだて。くぎり。しきり。

「こなたかなた御几帳ばかりを—にて」〈源・若菜下〉

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けじめ

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

けじめ

出典:『Wiktionary』 (2020/12/31 06:42 UTC 版)

名詞

けじめ【数・差別^[1]・区別】

1. はっきりさせるべき物事の区分。
   • けじめをつける
2. 仕切り^[2]。
   • こなたかなた御几帳ばかりをけじめにて（『源氏物語』「若菜」下）

発音

• (東京) けじめ [kèjímé] (平板型 – [0])
• (東京) けじめ​ [kèjíméꜜ] (尾高型 – [3])
• IPA^(?): [ke̞ʑime̞]^[2]

派生語

成句:

• けじめを食う

脚注

1. ↑ 「けじめ【差別】」『国漢外語辞典』高野辰之、芝染太郎 編纂、寶文館、1930年、391頁。
2. ↑ ^{2.0 2.1} 「けじめ」『大辞林』松村明 編、三省堂、1988年。 ISBN 4-385-14000-6

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「 けじめ」の例文・使い方・用例・文例

• 公私のけじめをつけなければいけません。
• 容認できるものとできないもののけじめをつける.
• あの子は勉強する時と遊ぶ時のけじめがない.
• 色のけじめがやっとつくくらいの光があった.
• 間違いをしたのだから政治家としてけじめをつけなさい.
• 子供ができるのでこれをけじめにしてたばこをやめます.
• お金を友人に貸すとなると、私はけじめをつける！
• 物事のけじめがはっきりしていること
• けじめをつけずにある状態を続けること
• けじめをつけずにある状態が続いているさま