もののけとは?

辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書

初めての方へ

参加元一覧


用語解説|ニュース|動画|文献|商品|全文検索|用例
Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > 保健 > > もののけの意味・解説 

三省堂 大辞林

三省堂三省堂

もののけ 0 【物の怪/物の気】

人にたたりをするといわれる死霊生き霊変化(へんげ)妖怪
「―に取りつかれる」



物語要素事典

物語要素事典物語要素事典

もののけ

★1.死霊・生霊妖怪などが、病気懐妊中の女性にとりついて苦しめる。

有明けの別れ巻2  右大臣家の大君は、左大臣の子を身ごもるが、もののけ(=中務卿宮北の方嫉妬による生霊)に取りつかれる。同じ頃、内大臣の娘四条の上(=左大臣を婿とする)も、もののけに襲われ、苦しむ。

紫式部日記  寛弘五年(1008九月十日中宮彰子御産妨げようと、多くのもののけが取りつく。修験僧たちが、もののけを中宮からひき剥がして、憑坐よりまし)たちに移す。もののけが乗り移った憑坐は、一人ずつ屏風で囲って、修験僧が調伏する。十一日。無事に皇子(=後一条天皇)が誕生したので、もののけたちは悔しがってわめいた。もののけに引き倒されてしまう憑坐もいた。

夜の寝覚(五巻本)巻4  内大臣妻女一の宮病む多くのもののけが出てくる中に、「寝覚の上生霊」と名乗るものが現れ、「内大臣自分正妻として扱って下さらないことがうらめしい女一の宮を生かしてはおかぬ」と言う。しかし内大臣はこれを本物と思わず、「などのしわざ」と言う

★2.病気男性を、もののけが苦しめる。

栄花物語12「たまのむらぎく」  藤原頼通重病になる。僧たちが病気平癒修法行なうと、群小のもののけどもが憑坐よりまし)の口を借り大声をあげる。もののけの本体がなかなか現れないので、頼通の父・道長が、日頃信仰する『法華経』に救い求める。すると一人女房に、故具平親王(=頼通の妻の父親)の霊が憑依する。「頼通を三条帝の女二の宮の婿に」との縁談があり、具平親王の霊はそれを心配して、道長縁談取りやめを請う縁談中止になり、頼通の病気は治った。

讃岐典侍日記  大勢高僧たちが、重態堀河天皇平癒を祈る。三井寺の隆明僧正とか頼豪とか大声名乗るもののけが現れ、「先年以来三井寺への行幸がないことを御注意申し上げるのだ」と告げる。堀河天皇は「病気が治ったら必ず行幸しよう」と言う。しかしそれから一日二日して、堀河天皇崩御された。

★3a.一人の女の生霊死霊が、二十数年、あるいは三十年にも渡って何人もの女を苦しめる。 

源氏物語  光源氏二十二歳八月六条御息所生霊が、出産間近葵の上取り殺す(*→〔妬婦1b)。光源氏二十九歳の九月六条御息所三十六歳で病死する。光源氏四十七歳の一月六条御息所死霊紫の上にとりついて危篤状態に陥らせる四月女三の宮柏木密通し、翌年女三の宮出家する。これも六条御息所死霊のしわざであった(*→〔霊〕2b)〔*光源氏十七歳時の夕顔の死(*→〔八月十五夜〕9)も、六条御息所生霊よるものかもしれない〕。

★3b.一人法師死霊が、二年余隔てて、二人の女異父姉妹)にとりつき苦しめる。 

源氏物語手習」  ある法師が、この世恨みを残して死んだため、成仏できずにさまよっていた。法師の霊は、宇治の八の宮の邸に住みつき、まず大君取り殺した。さらにそれから二年余の後、大君の異母妹・浮舟が死を願っていたのにつけこんで、彼女をさらい、とりついて苦しめた。しかし横川の僧都加持により、法師の霊は浮舟から離れ、どこかへ去って行った。

*→〔神がかり〕・〔憑依〕に関連記事



ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

物の怪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/03/05 10:21 UTC 版)

(もののけ から転送)

物の怪(もののけ)は、日本古典民間信仰において、人間憑いて苦しめたり、病気にさせたり、死に至らせたりするといわれる怨霊死霊生霊などのこと[1][2]妖怪変化(へんげ)などを指すこともある[3][4]


[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e 小林茂美 「もののけ」『日本伝奇伝説大事典』、696頁。
  2. ^ a b 「物の怪」『神話伝説辞典』、434頁。
  3. ^ 北原保雄他編 「もののけ」『日本国語大辞典』第12巻、小学館、1976年、第2版、1361頁。ISBN 978-4-09-522012-3
  4. ^ 松村明編 「もののけ」『大辞林』 三省堂、2006年、第3版、2531頁。ISBN 978-4-385-13905-0
  5. ^ a b c d 大藤時彦 「物の怪」『日本大百科全書』、5-6頁。
  6. ^ a b c d e f g h i 「もののけ」『王朝貴族の病状診断』、32-54頁。
  7. ^ 「物の怪」『幻想世界の住人たち』IV、300頁。
  8. ^ a b 「浮動する霊魂」『日本の幽霊』、205-210頁。
  9. ^ 「鬼」『幻想世界の住人たち』IV、57頁。
  10. ^ 大江篤 「第2章 「祟」の展開」『日本古代の神と霊』 臨川書店、2007年、18頁。ISBN 978-4-653-03967-9


「物の怪」の続きの解説一覧


Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)

出典:Wiktionary

もののけ

出典:『Wiktionary』 (2010/11/07 10:39 UTC 版)

名詞

もののけ物の

  1. 妖怪などの人知越えたもの。

翻訳

関連語



漢字辞典

出典:漢字辞典

※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.





もののけと同じ種類の言葉




もののけに関係した商品



もののけのページへのリンク
「もののけ」の関連用語
1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

もののけのお隣キーワード
モバイル
モバイル版のWeblioは、下記のURLからアクセスしてください。
http://m.weblio.jp/
» モバイルで「もののけ」を見る
_ _   


もののけのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2012 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
物語要素事典物語要素事典
Copyright (C) 2012 物語要素事典 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの物の怪 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのもののけ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

©2012 Weblio RSS