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三省堂 大辞林

三省堂三省堂

ばかり

(副助)

動詞「はかる」の連用形から転成した名詞「はかり」から。話し言葉でのくだけた言い方に「ばっかり」「ばかし」「ばっかし」などの形を用いることがある〕体言または体言的なもの、副詞活用語連体形などに接続する。活用語に付く場合古く終止形にも接続した。
(1)物事限定する意を表す。活用語に付く場合古く連体形接続することが多い。
(ア)そのもの一つ限定する。だけ。のみ。
「いつも怒って―いる」「これ―でなく、ほかのもあげないと、あの人は満足しないでしょう」「人目のかざり―は、いとよくもてなし聞え給ふ/源氏初音)」
(イ)程度がそれ以上に出ないの意を表す。…にすぎない
今はただ故人冥福を祈る―であります」「の衣、麻のふすま、得るにしたがひて、肌(はだえ)をかくし、野辺のおはぎ、峰の木の実、わづかに命をつぐ―なり/方丈記
(ウ)ただそれだけで、他になにもありえないの意を表す。
毎日降っている」「まわりが静かな―で他にとりえはありません」「みかどの御子といふ―にこそあれ/源氏紅葉賀)」
(エ)(「ばかりに」の形で)ただそれだけ原因で、事態悪化するの意を表す。
忠告をした―に、かえって恨まれてしまった」「今来むといひし―に長月有明けの月をまちいでつるかな/古今(恋四)」
(2)物事程度を表す。活用語に付く場合古く終止形接続することが多い。
(ア)おおよそ程度を表す。ほど。ぐらい。
「子牛―もある大きな」「餌袋(えぶくろ)の内に、塵―も入れたる物なし/今昔 27
(イ)(下に打ち消しの語を伴って)最高・最上の程度であることを表す。
「ある人の、『月―面白きものはあらじ』と言ひしに/徒然 21
(ウ)数量を表す語に付いて)だいたいの分量時刻・距離などを表す。
千円貸してくれ」「夜なか、三時―に眼がさめた」「あはひ一町―に追ひ付きて/平家 8」「その夜夜半―/平家 5」「三寸―なる人、いとうつくしうてゐたり/竹取」
(エ)ある動作がすぐにも実行される段階にあることを表す。
「出かける―のところへ人が来た」「泣きださん―の顔」「御衣の御後引きつくろひなど、御沓(くつ)を取らぬ―にし給ふ/源氏紅葉賀)」
(オ)(「…たばかり」の形で)動作完了して、まだ間もないことを表す。
「作った―の洋服」「建てた―の家」「いま出かけた―です」
(1)上代からある語で、(2)(ア)の「ほど」「ぐらい」など、程度を表すのが本来の用法(2)活用語に付く場合古くは、終止形接続するのは「程度」の意を表し((2)参照)、連体形接続するのは「限定」の意を表す((1)参照)のが一般であるが、これには例外もある。(ア)終止形接続限定の意(「だけ」)を表すもの。「御官冠(みつかさかうぶり)つかうまつりて死ぬ―なり/竹取」(イ)連体形接続程度の意(「ほど」)を表すもの。「時々思ひわかぬ―の心にては/源氏帚木)」〕



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助詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/17 13:34 UTC 版)

(ばかり から転送)

助詞(じょし)とは、日本語の伝統的な品詞の一つである。




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