XCute ExcelOpen

XCute

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/12 13:25 UTC 版)

ExcelOpen

Excelのワークシートをインタフェースにしてデータの入出力を行う機能がExcelOpen機能である。 通常Webアプリケーションのインタフェースにはウェブブラウザを使用するが、ウェブブラウザの中に操作性の良いインタフェースを作成するためにはjavaスクリプト等のプログラムを使用することになる。 しかしExcelと同等の仕組みを作成することは困難であり、それならばExcel自体を入出力のインタフェースにしてしまおうという考え方である。データの閲覧はXCuteサーバからExcelのブックを配信し、入力はセルの値のみをXcuteサーバに送る仕組みとすることで機能面とセキュリティ面の両立を図っている。 Excelの持つ機能をそのまま使用していることから、数式や入力規則、印刷範囲やマクロなどExcel固有の機能を組み合わせた多機能なインタフェースを作成することができるが、クライアントにExcelがインストールされていないと利用できないことや、Excelのバージョンによる機能差が生じる場合があるなど留意すべき点もある。

歴史

当初は、Microsoft Excelデータベースのデータを入出力するデスクトップアプリケーションとして開発された。 Webアプリケーションの将来性を見越し、1999年、Excel 2000のHTML生成機能を利用したWebアプリケーションサーバソフトウェアに方針を転換した。 その後、1-2年に1度のペースでバージョンアップを行い現在に至っている。 バージョンアップでの主な変更は次の通り。

  • XCute Ver7
新入力規則
Excelの書式や入力規則を設定したひな形を、以前のバージョンより忠実にHTML化できるようになる。
  • XCute Ver8
XCuteナビゲーション 
HTMLタグの差し込みを補完する機能が搭載される。
  • XCute Ver9
Excel Open
ウェブブラウザ (Internet Explorer) にExcelをインラインもしくは単独で表示し、データを入出力する機能が搭載される。
  • XCute Ver10
英語環境対応
英語版WindowsとExcelでの動作に対応。
データベースネイティブ接続対応
Oracle Database・Microsoft SQL Server・IBM DB2では各DBに特化したデータ接続が可能になる。
  • XCute Ver11
多国語 (UTF-8) 対応
海外拠点の現地語入出力が可能になる。
帳票自動生成ツール「コンバーター」
Excelのシートに作成した画面からDBテーブルの生成やマッピングを自動的に行うツールを添付。
ITpro Active Contents Grand Prix 2013 「カタログ部門賞」受賞。[5]
  • XCute Ver12
内部コードの.NET Framework
プラットフォーム変更による可汎性とパフォーマンスの向上。
最新OS・Excelへの対応
Microsoft Windows 8・Excel 2013をサポートし、HTMLとExcelブックのほかPDFCSVの出力も可能になる。

サポート

XCuteのサポートは、マイクロラボの運営するXcuteユーザーフォーラムで行われており誰でも利用することができる。また、製品を購入しサポートに加入したユーザに対しては電子メールや電話などで開発者によるサポートを直接受けることができ、ソフトウェアバージョンアップにも無償で対応している。


  1. ^ 登録番号 第5251155号
  2. ^ マイクロラボ社納入企業一覧より
  3. ^ マイクロラボ導入事例より
  4. ^ 日経コンピュータ2008年7月1日号特集記事「"Officeレガシー"は宝に変わる」より
  5. ^ 日経BP社Webサイトより


「XCute」の続きの解説一覧

X-CUTE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/07/27 14:50 UTC 版)

X-CUTE(クロスキュート)は、シーグランドが2006年3月に発売した携帯音楽プレイヤーである。




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