KEBハナ銀行 日本国内

KEBハナ銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/11 13:42 UTC 版)

日本国内

日本国内業務を認可した金融庁の分類では「外国銀行」とされ、統一金融機関コード0423を付与されている。合併後のハナ銀行でも、KOEXの0423を継承して使用。在日支店のモットーは、『韓国と日本の架け橋』ならびに『お客様との出会いを大切に』。

店舗

国際業務展開に際して、東京ニューヨークロンドンに並ぶ重要市場と捉え、同行設立と同時に東京支店が開設された。その後、主に貿易関係のBtoBビジネスのみならず、リテール展開をも目して、日本国内で在日韓国人ならびに韓国系日本人の居住数が最も多い大阪市に大阪支店を、次いで多い東京都新宿区に新宿出張所(旧:新宿相談所)を展開している。2013年11月には、韓国釜山との定期航路を擁する九州福岡地区に、福岡出張所を開設した(その後、支店に昇格)。

現在は、旧KEB側の店舗を日本国内に計3営業拠点を展開している(旧ハナの店舗は、合併時に、近隣のKEB側の店舗で業務を一部継承したために廃店となった。

  • 東京支店 (店番:1101、旧KOEX勘定の全銀システム上は001。旧ハナ勘定は合併後は全銀接続されていない) - 東京都千代田区丸の内3-4-1 (新国際ビル1階)営業時間:9:00 - 15:00
    • SWIFTコードは、旧KOEXおよび合併後の勘定は、KOEXJPJTを使用。旧ハナ銀行の勘定は、旧来通り。
  • 大阪支店 (店番:不明、全銀システム上は002) - 大阪市中央区今橋4-1-1 (淀屋橋三井ビル4階)営業時間:9:00 - 15:00
    • SWIFTコードは、KOEXJPJTOSAを使用。
  • 福岡支店 - 福岡県福岡市中央区天神1-1-1 (アクロス福岡イーストオフィス11階)営業時間:9:00 - 15:00
    • 店番は、以前は全銀システム上は004であったが、勘定が大阪支店に統合されたため、現在は大阪支店の002で口座開設される。SWIFTコードも、現在は大阪支店のKOEXJPJTOSAを使用。支店昇格後、独自のSWIFTコードKOEXJPJTFUKが割り振られている。

新宿出張所は旧名「新宿相談所」の名で、かつて韓国系の広域信組あすか信用組合の本店2階に空中店舗として所在し、韓国向け送金業務を取次していたが、2008年6月に現所在地に移転。東京支店の災害時代替店舗として指定されていた[5]2016年5月31日をもって、新宿出張所は閉鎖した。

  • 東京支店新宿出張所 - 東京都新宿区百人町1-1-2 (職安通り「ドン・キホーテ」・朝鮮料理店「大使館」 西並び)営業時間:9:00 - 15:00
    • かつての全銀システム上の支店コードは003を使用していた。

2008年度の在日支店の業績は、資金運用環境の悪化から、何とか経常利益は63億9300万円を確保したものの、経常費用がこれを上回って20億2300万円の経常損失を出し、前期からの繰越利益剰余金ではこれを賄いきれず、本店から12億3000万円の損失補填を受ける苦しい決算となった[6]

口座・通帳・キャッシュカード

開設口座には、支店番号4桁と口座番号6桁が付与される。

取扱や手数料の一部には、東京支店口座・大阪支店口座で異なる部分が散見される。 在日支店の口座のキャッシュカードは三井住友銀行ならびにイオン銀行およびセブン銀行とATM提携をしている。

外国為替・国外利用

日本円韓国ウォンの為替レートは、東京支店・大阪支店が独自に設定しているため、支店によって異なる。また、日本の全国紙が掲載する為替レートは「三菱UFJ銀行レート」を記載することが多いが、同行では「ソウルレート」(韓国3大紙はこれを記載する)を用いているため、日本紙の報道と同行の為替レートは異なる。なお、同行国内支店のレートは、韓国内支店で用いるレートとは異なっている(韓国内よりレートは悪い)ものの、韓国ウォンを取り扱う民間両替所や一部銀行に比べ、顧客に有利なレートで両替できる。 日本円・韓国ウォン間の両替は、紙幣のみで原則500万ウォン相当まで受付ける。以前は外貨宅配サービスを行っていたが、韓国通貨危機による為替変動の激化にともない2008年10月よりサービス提供を中止した。

ダイレクトバンキング

顧客のPCを利用したインターネットバンキングサービスのみ提供している。オペレータ対応によるテレホンバンキングや、携帯電話によるモバイルウェブバンキングサービスは行っていない。

インターネットバンキングのためのサーバは日本に置かず、韓国の本店サーバを使用して運営している。複数台のPCでサービスを利用するには、認証キーを該当PCのHDD、あるいはPCがローカルにアクセスできるストレージ機器にペーストすることによってログインが可能となる。







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