Grand Prix Legends
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/10 01:29 UTC 版)
ハードウェア
最低動作環境
- Windows 95/98/2000/Me/XP(発売時点ではWindows 95/98)
- Pentium 90MHz
- 16MB RAM
- HDD空き容量100MB
- SVGAカード 640x480、256色
- CD ROM 2倍速
- サウンドカード
- 28.8kbpsまたはそれ以上の速さのモデムあるいはLAN接続等(ネットワーク対戦を行う場合)
GPLが発売された時、GPLはかなりハイエンドなハードウェアを必要とした。ソフトウェアレンダリングが利用可能であった一方、スムーズなゲームプレイの為には3Dカードが必要だったが、GPLは3dfxとRendition Veritéの2つをサポートするだけであった。GPLのパッケージに書かれた、要求される最低スペックのCPUは、ハードウェアアクセラレーション付きでPentium 90MHz、無しでPentium 166MHzだが、実際、このどちらにおいても満足できるフレームレートは得られなかった。
発売から日を経ているだけに、ハードウェア等との相性問題も報告されているが、多くの問題はファンの手で解決法が見付けられている。
コントローラ
キーボードもサポートされているが、これによるコントロールは非常に困難である。フォースフィードバック機能付きのステアリングコントローラとそれに付属するアクセル、ブレーキ用の足踏み式ペダルを使用するのが一般的だが、ジョイスティック、アナログゲームパッド等を使用するプレイヤーも見られる。GPLにはステアリング、アクセル、ブレーキはもちろん、クラッチ用にもアナログ軸が用意されている。
パッチ
インストールしたての状態のGPLは、最新のドライビングシミュレーションでは当然であるようないくつかの特徴が欠けている。そのため、ほとんどの人は当然のようにいくつかのパッチを付け加える。それはフォースフィードバックを追加する公式のバージョン1.2パッチ、二つ目のパッチは Direct3DとOpenGLのどちらか、またはこれら両方をサポートするパッチ、三つ目のパッチは1.4GHzより速いCPUを使ったコンピュータ上でGPLを動かす際に起こる不具合を取り除くパッチである。現在、GPLの最良の状態を手に入れるためのベストな方法は、これらのパッチをひとまとめにした"all-in-one"パッチをGPL Track Database(英語)から手に入れる事であろう。そして現在、一つのサーキットが入ったオリジナルのデモに全てのパッチを当て、さらに車とサーキットのグラフィック等をアップグレードしたデモ、Grand Prix Legends 2004 Demo(英語)がある。
販売の成功
1998年、これまでで最もリアリティのあるレースシミュレータとしてプレスの喝采を受けた一方、GPLはよく売れたわけではなかった。特にアメリカにおいて。アメリカでは、F1に基づいたゲームはヨーロッパ市場に比べてアピール力が足りなかった。また、車は運転が難しく、ゲームのハードウェア必要条件が、発売当時の多くのPCには満たされていなかった事も原因として挙げられる。
GPLが3dfxとRendition以外の3Dアクセラレータカードをサポートしなかったことは、これらのカードが時代遅れになった時に、GPLの売れ行きの減少に貢献した。これは、その当時、Direct3Dをサポートしなかった為である。
2004年の時点で、総売上は約20万個であった。これらの販売の多くはゲームの発売開始よりかなり遅れてのもので、それはCPUが高性能化し、よりゲームがスムーズに動くようになり、Papyrusが新型のグラフィックアクセラレータでGPLを動かすパッチをリリースしてからの事であった。それに加えて、フォースフィードバックをサポートするように改良されたことも助けになった。さらに、廉価版がリリースされた事と、ニュルブルクリンクの入ったデモCDがそのサーキットの1999年シーズンの公式雑誌に含まれ、2001年にドイツの雑誌PC Actionの付録となった事も、GPLへのニューカマーを促進した。
固有名詞の分類
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