Grand Prix Legends
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/10 01:29 UTC 版)
コミュニティ
このゲームのバックボーンは強力なコミュニティである。全てのサーキット、車、メニュー画面、ドライバーやサーキットのAIにアップデートやアドオンがコミュニティの手によって用意されている。400を超えるサーキットがゲームファンの手によって作られている。インターネットを使ったオンラインレースはVirtual Racers' Online Connection(英語)(VROC)に集まって行われている。日本においてはVROCと並んで、VROCよりも早く生まれた対戦用ツールであるGPLIPを使用する等してオンラインレースが行われてきている。他にも、テレメトリー的な解析をしたり様々なカスタマイズができるものに至るまで、数多くのツールが無償提供され、利用可能である。
Mod
1965 F1 Mod
2004年春、GPLコミュニティーによって初めて作られたmodがリリースされた。Papyrusから利用可能な公式なツールもソフトウェア開発キットも無かったため、ほとんど全てを一からやり遂げなければならず、これがすなわち、全ての過程に約4年もかかったことを意味する。このmodはF1の1965年シーズンを再現している。これには当時の車とドライバー、そして改造された物理学エンジンが含まれている。オリジナルのGPL車よりもエンジン出力が低く、車重が軽く、タイヤのグリップ力が増しているため、コントロールしやすい車となっている[1]。
ThunderCars(サンダーカーズ)Mod
難しい仕事のほとんどは1965 modで終えたので続いてのmodはやや安産であった。2005年3月、ThunderCars modがリリースされた。これは架空のワンメイクレースをシミュレートしたものである。この車は1970年代初頭のインディカーに大まかに基づいており、426cid(7.0l)のビッグ・ブロックV8エンジンで625馬力を発生する。この車は実に速い〔いくつかのサーキットでは235 mph(約378 km/h)を超過する〕が、大きい塊のエンジンと、レースを走るのに余計な燃料を必要とする為に、F1カーより機敏さが劣ると同時に、ブレーキ距離が伸びる。これをやや埋め合わせるのは装着されたスリックタイヤである。このmodの将来の改訂版に、調節可能なダウンフォースが含まれることが期待されている。ThunderCars announcement and download(英語)
1969 F1 Mod
F1の1969年シーズンに基づいたものである。このmodはオリジナルの物理モデルに含まれなかった機能であるダウンフォースが物理モデルに加わると思われる。加えて、2種類の車のセットが予定されている。つまり、モナコ前の、ウィングの配置が高く表現されたものと、モナコ後の、ウィングの配置が低く表現されたものである(空力物理モデルはどちらも同じになると思われる)。この1969modは2007年に、最終版がリリースされた。
将来のMod
「1955 F1 mod」と「1937 Grand Prix mod」が将来のmodとして考慮中である。
GPL以後のゲーム
2001年にGPLエンジン(GPLの物理学モデル)の改良バージョンがNASCAR Racing 4に使用された。このゲームはアメリカで大ヒットを記録した。しかしいつものNASCARゲームのように、ヨーロッパでは空振りであった。最も新しく生まれたGPLエンジンは、多数の人々に現在のモータースポーツシミュレーションの優れた標準と見なされるNASCAR Racing 2003 Seasonの中に見出せる。
固有名詞の分類
レースゲーム |
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実機シミュレーションゲーム |
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