GP3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/26 00:11 UTC 版)
概要
GP2の運営者であるブルーノ・ミッシェルがGP2直下のカテゴリとして発足させたカテゴリ[1]であり、フォーミュラ1(F1)のサポートレースとGP2との同時開催という形で開催される[2]。
また、GP3の構想が提唱された時にインターナショナル・フォーミュラ・マスターが名称を変更しGP3として発足すると言われていたが、それとは別のシリーズとして発足した。
2018年3月、同年末を持ってFIA F3選手権に統合されることが発表された[3]。
マシン
マシンはワンメイクで、すべてのチームが同じマシンを使用する。
ダラーラ・GP3/10
2010年のシリーズ開始から2012年まで使用されたマシン。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- ルノー・スポール製2.0リッター直列4気筒ターボエンジン。ターボチャージャーはボルグワーナー製。最高出力は280ps/6500rpm。
- ギアボックス
- ヒューランド製6速+Rセミオートマチックギアボックス。
- タイヤ
- ピレリ製。
ダラーラ・GP3/13
2013年シーズンから2015年まで使用されたマシン。エンジン出力は400psに引き上げられ、先代マシンと比べて2~3秒程度のタイムアップを果たした。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- AER製P57・3.4リッターV型6気筒自然吸気エンジン。
- ギアボックス
- ヒューランド製6速+Rセミオートマチックギアボックス。
- タイヤ
- ピレリ製。
ダラーラ・GP3/16
2016年シーズンから使用されているマシン。2019年まで使用される予定。2017年シーズンからはDRSの導入が予定されている。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- メカクローム製3.4リッターV型6気筒自然吸気エンジン。全チームのエンジンがテオス・エンジニアリングによってメンテナンスされる。
- ギアボックス
- ヒューランド製6速+Rセミオートマチックギアボックス。
- タイヤ
- ピレリ製。
シリーズチャンピオン
年 | ドライバーチャンピオン (所属チーム) |
チームチャンピオン |
---|---|---|
2010年 | エステバン・グティエレス (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
2011年 | バルテリ・ボッタス (ロータスART) |
ロータスART |
2012年 | ミッチ・エヴァンス (MWアーデン) |
ロータスGP |
2013年 | ダニール・クビアト (MWアーデン) |
ARTグランプリ |
2014年 | アレックス・リン (カーリン) |
カーリン |
2015年 | エステバン・オコン (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
2016年 | シャルル・ルクレール (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
2017年 | ジョージ・ラッセル (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
2018年 | アントワーヌ・ユベール (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
- ^ GP3 to launch in 2010(pitpass.com 2008年10月3日)
- ^ 2010 GP3 Series Calendar Revealed(gp2series.com 2009年12月21日)
- ^ Formula 1 to promote the FIA Formula 3 Championship™
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