GP2アジアシリーズとは? わかりやすく解説

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GP2アジアシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/12 13:11 UTC 版)

GP2アジアシリーズ
国・地域 アジア
開始年 2008年
ドライバー 26
チーム 13
コンストラクター ダラーラ
エンジン
サプライヤー
ルノー
タイヤ
サプライヤー

P

ピレリ
ドライバーズ
チャンピオン
ロマン・グロージャン
チーム
チャンピオン
DAMS
公式サイト gp2series.com
現在のシーズン

GP2アジアシリーズ(GP2 Asia Series)は、2008年から2011年にかけてアジア圏で開催されていた、モータースポーツのカテゴリーGP2のアジア版。

概要

2007年モナコグランプリでGP2アジアシリーズの開催が発表された.[1]。北半球の自動車レースがほぼオフシーズンに入る冬季に開催されるレースということで、シリーズ開始当初は同じく冬季に開催されていたA1グランプリに対抗するカテゴリーという側面もあった。

2008年は1月から4月までに5戦が開催された。この内、マレーシアとバーレーンはF1のサポートレースとして行われる。また、サポートイベントとして、元F1ドライバー等によるスピードカー・シリーズが開催された。

2009年シリーズは、2008年10月17日から19日に行われるF1中国GPのサポートレースとして開幕を迎える事から、シリーズ名称を「2008_2009 GP2アジアシリーズ」とした。

エントラントは基本的にメインシリーズと同様であるが、スペインのレーシング・エンジニアリングだけが参加しておらず、変わってマレーシアのメリタスが参戦している。

マシン・エンジンは、2009 - 2010シーズンまではメインシリーズの中古車である「GP2/05」を使用していたが、2010 - 2011シーズンからメインシリーズと同じ「GP2/11」を使用している。またエンジンライフを伸ばす事を目的に、エンジンの最高回転数は8,250rpmに抑えられている。

当初、主催者はシリーズの活性化を目的に、参戦チームに対して最低1名のアジア人ドライバーの起用を求めたものの、アジア圏における有力ドライバーの不足から「ヨーロッパ圏外のドライバー起用」へ緩和される事となった。が、結果的にはヨーロッパ人ドライバー2名でのエントリーにも応じざるを得なくなる等、当初の思惑通りのドライバー起用には結び付いていない。2010 - 2011シーズンは2011年バーレーン騒乱の影響からバーレーンで開催予定だった2イベントが中止となり、代替開催がイタリアイモラ・サーキットで開かれるなど、『アジア』シリーズとは名ばかりの状況になっていた。

これらの要因から、2011 - 2012シーズンを前に主催者ではアジアシリーズの開催中止を決定。代わりにGP2メインシリーズのシリーズ戦をマレーシア等アジア地域で開催する方針を明らかにした。この結果、アジアシリーズは4年間で開催を終了することになった。

2008年

2008-2009年

DAMSの小林可夢偉が通算2勝を挙げ、シリーズチャンピオンに輝いた。これは日本人としてF1に次ぐ国際格式でのカテゴリーで初の快挙である。2位に同じくDAMSのジェローム・ダンブロシオ、3位にピケ・グランプリのロルダン・ロドリゲスである。

シリーズチャンピオン

ドライバー
シリーズチャンピオン 国籍 所属チーム
2008 ロマン・グロージャン フランス ARTグランプリ
2008-2009 小林可夢偉 日本 DAMS
2009-2010 ダビデ・バルセッチ イタリア iスポーツ・インターナショナル
2011 ロマン・グロージャン フランス DAMS
チーム
シリーズチャンピオン 国籍
2008 ARTグランプリ フランス
2008-2009 DAMS フランス
2009-2010 iスポーツ・インターナショナル イギリス
2011 DAMS フランス

脚注

  1. ^ Bradley, Charles (2007年5月24日). “GP2 confirms Asian series for 2008”. autosport.com (Haymarket Publications). http://www.autosport.com/news/report.php/id/59092 2007年5月25日閲覧。 

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