FACE MAKER 概要

FACE MAKER

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 17:44 UTC 版)

概要

一話完結型のサスペンスドラマで、毎回ゲストキャラクターが主人公の元を訪れる内容となる。主演の永井大は初の医師役を演じる[注 1]。主人公の助手・霧島京子[注 2]役がプロ・アマ問わず公募オーディションで選考され、応募総数1350人の中から日向千歩がその座を射止めた[1]。日向は地上波の連続ドラマのレギュラー出演は今作が初となる。

当初の番組宣伝では主人公の役柄は「天才整形外科医」とされていたが、後に「天才美容整形外科医」と訂正された。しかし顔面の美容手術といった領域を扱うのは医療法で定められた診療科名のうち「美容外科」もしくは「形成外科」であり、運動器を扱う「整形外科」は分野外で該当しない。また法的に修飾語の重複は認められないので美容整形外科などという診療科名はあり得ず、実際に標榜する医師がいたら医療法違反である[2]

あらすじ

かつてアメリカ連邦保安局の証人保護プログラムによる整形手術で唯一の日本人執刀医だった霧島瞬は、現在『ペルソナクリニック』を経営しており、その天才的な整形手術の腕前から、闇の世界では"FACE MAKER"と呼ばれていた。彼は患者から料金を受け取らない代わりに、それまで持っていた患者の顔を報酬としてもらっていた。

彼の元を訪れた患者は、新しい顔と共に新しい人生を歩むことになるが、その矢先に古い自分の顔を持った誰かが現れて、予想外の結末を迎える[注 3]

キャスト

メインキャスト

霧島瞬(きりしま しゅん) - 永井大
本作の主人公。元はアメリカ連邦保安局・証人保護プログラムに参加する唯一の日本人執刀医だったが、敵対するマフィアに命を狙われて記憶喪失となる。その後、日本で「ペルソナクリニック」を経営する。顔の骨格や声も変えられる程の天才的な整形手術の腕前から、裏の世界では、"FACE MAKER"と呼ばれる。フェイスライブラリーの中から顔を1つ選ばせ、手術は1度しか行なわない。常に冷静沈着で厳格な性格。洞察力が鋭く、目や顔の筋肉の動きで相手の心を読むことが出来る。
本名は、神坂蓮(かみさか れん)。記憶喪失になった際、証人保護プログラムによって整形・改名された。
霧島京子(きりしま きょうこ) - 日向千歩
本作のヒロイン。瞬の妹で助手としても常に瞬を支える存在。普段は「ペルソナクリニック」で受付をしている。性格は瞬と比べて穏やか。好物はユッケ趣味散歩。漫画家・如月リリカのファン
その正体は証人保護プログラムの保護官で、瞬を保護する為に派遣されており、敢えて彼に妹と思い込ませていた。番組携帯HPの携帯小説では、自身の過去が書かれている。

準レギュラーキャスト

沢田(さわだ) - 神保悟志(第1・5・11 - 最終話)
新東警察署の刑事。オープニングタイトルのナレーションも担当。

各話登場人物

太字は「ペルソナクリニック」で顔を変えた患者。

第1話

第2話

第3話

  • 増渕恵美子→安西エリナ - 佐藤寛子藤井美菜
  • 橋本亜美 - 佐藤寛子
  • 小島 - 武発史郎
  • 増渕健三 - 内藤均
  • 増渕聡美 - 諸橋玲子

第4話

第5話

第6話

第7話

第8話

第9話

第10話

第11話

第12話

  • 鍋島組極道→椎名遥 - 建みさと→藤谷文子
  • 狭川真由美→小松亜紀 - 小野真弓木下あゆ美
  • 青木富士朗→小松拓朗 - 吹上タツヒロ→山本浩司
  • 矢野修一 - 井上肇
  • 鍋島礼二 - 古井栄一
  • 鍋島組組員 - 岡野友信、佐賀藤矩、高杉心吾、増子淳一、松井武士、森本武晴
  • 篠塚舞 - 田中美里

最終話

  • 篠塚舞 - 田中美里→阪井あゆみ
  • 上原刑事 - 加藤マサキ
  • 鍋島組組員 - 岡野友信、佐賀藤矩、高杉心吾、増子淳一、松井武士、森本武晴
  • キャバクラのボーイ - 安藤龍

劇中設定

ペルソナクリニック
瞬が経営する美容外科。表向きはビルの1階にある、ごく普通の美容外科で、実際の病院と同様、木曜日日曜日祝祭日は休診[3]だが、特別な事情を抱え、顔を変えようとする患者には地下1階にある秘密の診察室に案内される。そこに入る為には専用のキーカードを用いて、エレベーターで地下1階(通常時は地下1階の階数ボタンを押せない)に下りなければならない。病院では、患者の顔を報酬に、フェイスライブラリーの中から顔を1つ選び、1度だけ手術を受けられる。なお、手術を受けた患者は、証人保護プログラム同様、名前だけではなくパスポートや運転免許証などが新しく交付される。
フェイスライブラリー
「ペルソナクリニック」地下1階の秘密の診察室にある設備。目を閉じた顔が並んでおり、その数は数千もある。患者はこの中から気に入った顔を1つだけ選ぶことが出来る。実は、これらは全て患者から報酬として貰った顔である。なお、アメリカ連邦保安局の証人保護プログラムでも、同様のフェイスライブラリーがある。

注釈

  1. ^ ただし永井は2007年4月期・2008年4月期に放送された『7人の女弁護士』(テレビ朝日)で監察医を演じている。
  2. ^ オーディション募集時点での役名は黒江京子だった。
  3. ^ 番組携帯HPでは、患者のその後と、患者が捨てた顔を手に入れた人物、患者が手に入れた顔を捨てた人物の話が書かれた携帯小説が読める。
  4. ^ 霧島京子役公募オーディションで審査員特別賞を受賞し、本作で女優デビューを果たした。(ザ・テレビジョン (2010年11月18日). “素人から女優へ! 1350人のオーディションから選ばれた中島果林が女優デビュー!!”. 2021年9月18日閲覧。
  5. ^ File.10放送時の次回予告ならびにFile.11のオープニングタイトルでは「つぐない」、番組公式サイトでは「償い」の表記。

出典

  1. ^ スポーツ Sponichi Annex ニュース (2010年8月30日). “永井大相手役は19歳 1350倍勝ち抜き感涙”. 2010年8月31日閲覧。
  2. ^ 日本臨床整形外科学会 整形外科医の視点 (2010年9月23日). “ドラマ「FACE MAKER」に思う”. 2010年9月23日閲覧。
  3. ^ File.8・12より。
  4. ^ 阪井あゆみオフィシャルブログ「Are You Me?」Powered by Ameba (2010年10月21日). “FACE MAKER”. 2010年11月19日閲覧。






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