EarthCARE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 14:13 UTC 版)
EarthCARE(アースケア、Earth Clouds, Aerosols and Radiation Explorer)は、欧州宇宙機関 (ESA) と日本の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) および情報通信研究機構 (NICT) が共同で開発している地球観測衛星。この衛星を利用した計画はEarthCARE計画と呼ばれ、衛星に搭載したセンサで全球の雲およびエアロゾルの鉛直分布を観測することによって、気候変動の要因であるのにもかかわらず二酸化炭素より科学的理解度が低いとされている雲・エアロゾルの全球の三次元構造をモデル化し、気候変動予測の精度を向上させることを目的としている。2024年5月にスペースX社のファルコン9にて打ち上げられる予定である[4]。JAXAは本衛星の打ち上げ後の愛称(和名)としてはくりゅうと命名しており、ESAでもこれを英語に訳したWhite Dragonという呼称が紹介されている[5][6]。
- ^ a b c d e f g h “EarthCARE|一般財団法人リモート・センシング技術センター”. リモートセンシング技術センター. 2024年5月26日閲覧。
- ^ a b c d “EarthCARE -雲エアロゾル放射ミッション”. 宇宙航空研究開発機構. 2024年5月26日閲覧。
- ^ “Development of Earth Explorer Missions” (PDF) (英語). EOEP REVIEW SEMINAR. ヨーロッパ宇宙機関 (2011年6月15日). 2011年7月21日閲覧。
- ^ “EarthCARE/CPR打ち上げに向けた記者説明会を開催 - お知らせ - 電磁波研究所”. rri.nict.go.jp. 2024年2月3日閲覧。
- ^ “EarthCARE衛星の打上げ後の愛称(和名)が決まりました!”. 宇宙航空研究開発機構 (2024年4月1日). 2024年5月28日閲覧。
- ^ “The White Dragon”. 欧州宇宙機関 . 2024年5月28日閲覧。
- ^ “衛星と観測センサ : 広帯域放射収支計(BBR)|技術開発”. EarthCARE 雲エアロゾル放射ミッション. 宇宙航空研究開発機構 (JAXA). 2024年2月8日閲覧。
- ^ 『H-IIAロケット37号機(高度化仕様)による気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)および超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)の打上げ結果について』(プレスリリース)宇宙航空研究開発機構、2017年12月23日 。2020年3月1日閲覧。
- ^ “宇推くりあ×EarthCARE 特別コラボレーション開催決定!”. 宇宙航空研究開発機構 (2024年5月10日). 2024年5月26日閲覧。
- ^ “宇推くりあ×EarthCARE 特別コラボレーション打ち上げライブ中継開催決定!”. 宇宙航空研究開発機構 (2024年5月16日). 2024年5月26日閲覧。
- 1 EarthCAREとは
- 2 EarthCAREの概要
- 3 経緯
- 4 コラボレーション企画
固有名詞の分類
日本の人工衛星 |
SOLAR-C もも1号 EarthCARE きく6号 ひまわり3号 |
地球観測衛星 |
ランドサット Envisat EarthCARE FORMOSAT-2 環境減災衛星 |
欧州宇宙機関の人工衛星 |
フォトンM1 Envisat EarthCARE XMM-Newton Cos-B |
気候変動に関する政策 |
モーダルシフト 地球温暖化対策の推進に関する法律 EarthCARE とやまエコライフ・アクト10宣言 福田ビジョン |
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