2021年のスーパーカップ (日本サッカー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/16 08:47 UTC 版)
試合結果
前年2冠の川崎は前年と同じ4-3-3のフォーメーションを採用し、アンカーの位置に新加入のジョアン・シミッチを起用した以外の10人は前年のメンバーがそのまま入る一方、G大阪は先発全員が前年からのメンバーながら、MF小野瀬康介をサイドバックに置き、MF山本悠樹をアンカーに置いた上で前線に右からMF矢島慎也、FWパトリック、FW川崎修平の3枚を並べた4-3-3の新フォーメーションを採用[4]。双方が同じ布陣で臨む、いわゆる「ミラーゲーム」の形となった。
立ち上がりは川崎が押し込む展開が続くも、G大阪GK東口順昭がファインセーブを連発するとG大阪が押し返す場面も見られるようになり、川崎が優勢ながらも一進一退の攻防が続く[5][6]。すると前半29分、川崎MF田中碧のスルーパスに反応して抜け出し相手DF陣の背後を取ったFW三笘薫がドリブルでペナルティエリア内に侵入、GKとの1対1を制して右足でゴールに蹴り込み川崎が先制[5][7][8]。さらにその3分後、川崎DF山根視来のシュートをゴール前に残っていた三笘がコースを変えてゴール[8]、ビデオ・アシスタント・レフェリー (VAR) のオフサイドチェックもあったが得点が認められ[7]、リードを2点に広げて前半を終える。
後半立ち上がりも川崎が攻勢に出るが、前線への楔のボールが入り始めたG大阪が徐々に攻勢に転じ、60分(後半15分)、ゴール前の混戦状態から最後はMF矢島がワントラップからの左足シュートを突き刺して1点を返す[5]。さらに67分(後半22分)、エリア内でのG大阪FW川崎の浮き球のパスが川崎DF山根のハンドを誘発。これで得たPKをパトリックがゴール左上に決めて同点とした[7]。攻勢を強めるG大阪が新加入のレアンドロ・ペレイラ、チアゴ・アウベスを投入して前線を分厚くすれば、川崎も新加入の塚川孝輝、橘田健人を投入して中盤を固める[8]。さらにG大阪は一美和成、川崎は長谷川竜也・小林悠・遠野大弥と攻撃的な選手を投入するが決定的チャンスはなかなか生まれず、後半アディショナルタイム (AT) 1分には川崎DFジェジエウと交錯して倒れた川崎DF塚川に脳震盪の疑いがもたれ、チームドクターの観察を経て今季から導入された「脳震盪対策の特別交代枠」を使ってDF車屋紳太郎が6人目の交代選手として出場する場面が見られた[5]。同点で終了・PK戦突入がちらつく後半AT6分、川崎MF田中の縦パスを受けた川崎FW遠野が前方へスルーパス。これに反応した川崎FW小林がエリア外から右足を振り抜くと、ボールはゴールの逆サイドへと突き刺さった[5][8]。これがラストプレーとなり、川崎が3-2でG大阪を破って2年ぶりの優勝を手にした。
川崎フロンターレ | ||||||
GK | 1 | ![]() | ||||
DF | 13 | ![]() | ||||
DF | 4 | ![]() | ||||
DF | 5 | ![]() ![]() | ||||
DF | 47 | ![]() | ||||
MF | 25 | ![]() | ||||
MF | 6 | ![]() |
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MF | 8 | ![]() |
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FW | 41 | ![]() |
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FW | 9 | ![]() |
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FW | 18 | ![]() |
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控えメンバー | ||||||
GK | 27 | ![]() | ||||
DF | 7 | ![]() |
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MF | 3 | ![]() |
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![]() | ||
MF | 16 | ![]() |
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MF | 22 | ![]() |
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MF | 11 | ![]() |
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FW | 19 | ![]() |
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監督 | ||||||
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ガンバ大阪 | ||||
GK | 1 | ![]() | ||
DF | 34 | ![]() |
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DF | 5 | ![]() ![]() | ||
DF | 13 | ![]() | ||
DF | 4 | ![]() | ||
MF | 15 | ![]() | ||
MF | 29 | ![]() | ||
MF | 21 | ![]() |
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FW | 8 | ![]() | ||
FW | 18 | ![]() |
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FW | 10 | ![]() |
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控えメンバー | ||||
GK | 22 | ![]() | ||
DF | 3 | ![]() | ||
DF | 27 | ![]() |
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MF | 6 | ![]() | ||
FW | 9 | ![]() |
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FW | 20 | ![]() |
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FW | 32 | ![]() |
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監督 | ||||
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- 副審:渡辺康太、浜本祐介
- 第4の審判員:中村太
- VAR / AVAR:木村博之 / 野村修
- ^ “FUJI XEROX SUPER CUP 2021 チケット販売方法決定のお知らせ ~2月11日(木・祝)よりJリーグチケットにて受付開始!~” (プレスリリース)
- ^ “特別企画『FUJI XEROX SUPER CUP 2021 リモートでJクラブマスコット大集合!』の配信決定!”. サッカーキング (2021年2月15日). 2021年2月20日閲覧。
- ^ “FUJI XEROX SUPER CUP 2021 スーパーカップパートナー・開催日・キックオフ時刻・テレビ中継決定” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2020年12月17日) 2020年12月17日閲覧。
- ^ “川崎FvsG大阪 スタメン発表”. ゲキサカ (2021年2月20日). 2021年2月20日閲覧。
- ^ a b c d e “川崎、小林悠の劇的勝ち越し弾でゼロックス杯制覇! G大阪は後半追い上げも及ばず”. サッカーキング (2021年2月20日). 2021年2月20日閲覧。
- ^ “川崎が今季一冠目、小林悠の劇的弾で2年ぶりのゼロックス杯制覇! ガンバは2点差を追いつくも終盤に力尽く”. サッカーダイジェストweb (2021年2月20日). 2021年2月20日閲覧。
- ^ a b c “川崎Fが2年ぶりゼロックス杯制覇!小林悠が90+6分劇的V弾! 0-2から追いついたG大阪退ける”. ゲキサカ (2021年2月20日). 2021年2月20日閲覧。
- ^ a b c d “小林悠が劇的決勝弾! “二冠王者”川崎、G大阪に3-2勝利、2年ぶり富士ゼロックス杯制覇”. Football Zone Webdate=2021-02-20. 2021年2月20日閲覧。
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